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自分史短編集 13

長男を産んだ後から
母のことを
ただのテキスト(手本)だと捉え始めた

母が普段吐き出す
世間への苛立ちこもる言葉と

母となった私に吐く
さもありなんと子育て指南をする
その言葉の間に
あまりのギャップがあったからだ

なぜなら娘としては
母の口から出る汚い言葉は嫌いだったし
できるだけそれをしてほしくなかったから

そこに
私にとって恩恵であると言う
意味を持たせるとしたら

人のいうことは一切聞かない人で
自身がこの世の法だと言わんばかりの
実に自己中心的感覚のみで生きる母を
疎ましく思うより

一つの手本とすることだと
気づいたからだ

そのおかげで

聞きたくない彼女の汚い言葉も
見たくない虚勢を張って生きる姿も

「おかあちゃんと同じ事はしたらあかんょ」

という母の教えに聞こえるようになった

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