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【漫画レビュー】火ノ丸相撲


オススメ度:★★★★★
神漫画。全28巻。個人的には10回以上読み直している。

大相撲という世界において極端に身体が小さい主人公が仲間と一緒に相撲界の頂である横綱を目指す話。 大きく分けて高校相撲編と大相撲編の2エピソードに分かれている。
高校相撲編は部活ものらしく友情・努力・勝利を詰め込んだ内容。大相撲編はプロとしての意地と意地のぶつかり合いであったり怪我や才能の差についての悩みなど、プロ故に付きまとう勝負以外の部分も描かれてる。

この漫画の凄い所は画力とキャラの掘り下げだと思う。

まず画力だが相撲の技の表現についてはリアルさと漫画表現の塩梅が素晴らしいと思う。 力士は基本的に太っているがそれでもカッコよく見えるのが凄い。強いて言えば女の子がもっと可愛くなれば良いなとは思ったがこの漫画に求める事では無いと思う。

キャラの掘り下げについては主人公や仲間だけでなくライバルキャラも漏れ無く掘り下げが行われており、それぞれが相撲に懸ける想いが真剣勝負の熱さを生み出している。 あと相撲という競技の性質上、試合が長引く事がない為にテンポが抜群に良いのもこの漫画の良い所だと思う。

本当に欠点は相撲という題材故に読む人が少ない事くらいだと思います(超重要課題)



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