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ワクチン2回目打ってきた【経過観察】

1 はじめに

2021年8月3日(火)、モデルナ製の新型コロナウイルスワクチン2回目を摂取してきた社員がいますので、経過観察記録をあげます。

新型コロナウイルス予防接種は
性別世代によって副反応がバラバラなようですが、
副反応が出た場合の経過比較に、
あるいはワクチン接種の判断にお役立ていただけたら幸いです。

2 【2回目のワクチン接種と副反応の記録】

※症状の変化を追記中(2021年8月5日15時現在)。
(本記録は40代男性の1ケース)
⬛8月3日(火)
●14時03分頃接種(0h)
・体温36.8度
・1回目より刺された痛みを感じた。他の注射と差異なし。薬液を注入される圧迫感なし
・15分の待機ののち開放

●17時(3h)
・体温37.0度 
・心拍数116-120
・接種部炎症なし
・接種部周辺少し強張りあり

●18時(4h)
・体温37.0度
・心拍数96ー99
・左肩から接種部位まで張りあり。触ると筋肉痛的な痛みあり

●20時(6h)
・体温37.0度
・心拍数101ー105
・万歳すると左腕肩に筋肉痛的な痛みあり
・接種部位の炎症なし
・普通に晩御飯を食べる

●21時(7h)
・体温36.8度
・心拍数92ー97
・動かさなくても接種部位が重い。少し熱を帯びている
・左肩、肩甲骨まで凝りを感じる
・接種部位の炎症なし

●22時(8h)
・体温36.7度
・心拍数103ー105
・痛みの範囲が広がってくる。左肩、脇の下あたりから肩甲骨まで打ち身のような鈍痛があり

●23時(9h)
・体温37.1度
・心拍数93ー98
・左肩中心に肩甲骨まで鈍痛あり。左腕が痛く左を下に横向きで寝られず
・顔に火照りあり
・就寝
⬛8月4日(水)
●1時(11h)寒くて起きる
・体温38.7度
・心拍数103-109
・左腕左肩左首筋にも痛みあり
・タオルケット1枚では寒い。手足に震え。歯がガクガク
・カロナールを服用(1回2錠)
・毛布一枚重ねて寒さしのぐ
・額に冷却シート
・氷枕

●5時(15h)
・体温37.5
・心拍数73ー85
・左腕下にしなければ寝るのに痛みは支障なし
・カロナールで熱は抑えられていそう
・目の奥が重い

●8時(18h)
・体温38.1度
・心拍数92ー95
・左腕は痛みの範囲は狭まる。肩を中心に鈍痛あり
・悪寒とダルさあり。体の表面が熱い
・頭も重い
・食欲なし。水分補給
・カロナールを服用(1回2錠)
・冷却シート貼り替え
・氷枕交換

●11時(21h)
・体温37.2度
・心拍数87ー91
・左肩、接種部位周辺が痛い
・関節痛などなし
・解熱剤のおかげか悪寒はしない
・頭が重い
・起きて行動できるが寝てる方が楽

●14時(24h)
・体温37.5度
・心拍数103ー107
・左肩、接種部位周辺は触ると痛い。動かすと痛い。
・カロナールがきれると熱が上がる
・頭が重く、眼球が熱い
・昼食後、起きているのがだるい
・冷却シート貼り替え

●15時(25h)
・体温37.7度
・心拍数94ー101
・左肩、接種部位周辺は触ると痛い。痛みがあった動かしづらい。
・熱下がらないのでカロナール服用(1回2錠)
・頭が痛くなってきたのでロキソニン服用(1回1錠)
・起きているのがツラい
・冷却シート
・氷枕変えて横になる

●16時(26h)
・体温37.1度
・心拍数98ー103
・左肩、接種部位周辺は触ったり動かすと痛い。
・頭が重い
・薬が効いているのか熱が下がると活動できる
・冷却シートつけっぱなし
・しっかり寝る

●18時(28h)汗かいて起きる
・体温36.5度
・心拍数79ー87
・左肩動かしたときの痛み和らぐ
・体温が下がったせいか接種部位だけ熱を持っている
・頭の重い感じなくなる
・薬が効いてるだけかもしれないがかなり楽。快方に向かってる?
・食欲も出てくる

●21時(31h)食事して検温
・体温36.4度
・心拍数88ー96
・接種部位押すと痛いがなにもしなければ痛み感じず
・頭スッキリ
・食事普通に食べる

●23時(33h)
・体温36.5度
・心拍数84ー88
・接種部位は触ると痛い。動かすと鈍痛あり
・体温上がる様子なし
⬛️8月5日(木)
●7時(41h)起床
・体温36.3度
・心拍数69ー77
・接種部触ったり腕を肩の高さまで上げると痛みあり
・体調は快調

●14時(48h)
・体温36.7度
・心拍数101-105
・接種部触ったり腕を上げると痛みあり。日常生活に支障なし
・その他の不調なし
■8月11日(水)(接種9日目)
●1回目接種後8日目頃から出現したモデルナアーム、2回目は出現せず。

●総括(※8月11日17時追記):
・カロナール200mgを2錠×3回服用
・ロキソニンSプラスを1錠×1回服用

「熱が出たらカロナール」
「痛みが出たらロキソニン」
と決めて、備えられたのは安心材料だった。

20210805カロナールとロキソニン


カロナール購入には処方箋が必要。「コロナワクチン接種後の副反応が心配なので」とかかりつけ医などに相談すれば処方してもらえる。

食事は、食べる気があっても作る気がなくなることを予期して消化のよいお粥的なレトルト食品を用意しておいた。

・高熱が出ると夏場でも悪寒を伴うので、掛け布団を準備しておくことを強くお勧めする。

・可能であれば、2回目ワクチン接種翌日は調整できる予定を組んでおく。労働者が安心して新型コロナワクチンの接種を受けられるよう、政府は企業に、ワクチンの接種や接種後に労働者が体調を崩した場合に活用できる休暇制度等を設けるよう呼びかけている。

3 「m-RNAワクチン」って何が新しいの?

予防接種ワクチンは、人が備える免疫システムを利用して、感染症を予防する技術です。

免疫システムは、免疫細胞の一種であるリンパ球に自分以外の異物(抗原)を敵と記憶させ、将来同じ敵が侵入してきた際にすぐに(抗体等によって)攻撃できる体制を整える仕組みで、「抗原抗体反応」とも呼ばれます。

従来のワクチンは、弱毒化した、あるいは死んだ病原体を体内に接種していました。抗原となる異物を直接体内に摂取していたと言えます。

一方、m-RNAワクチンは、抗原の設計図を体内に注入し、抗原となるタンパク質をリボゾーム(※)に生成させて、抗原抗体反応を引き起こす点で新しい技術とされています。
※リボゾーム(ribosome):あらゆる生物の細胞内に存在するタンパク質合成工場

これを、COVID-19ワクチンモデルナ筋注にあてはめると、
①新型コロナウイルスが人に感染するときに重要な役割を果たすウイルスのスパイク部分のタンパク質(Sタンパク質)の設計図(mRNA)を筋肉注射する。

②mRNAが細胞に届けられて、細胞内のリボゾームで設計図をもとにSタンパク質が作られる

③Sタンパク質は、私達の身を守る免疫システムにより異物として認識され、Sタンパク質を標的とした抗体など攻撃手段による免疫反応が訓練される。

④訓練された免疫反応は、将来同じSタンバク質を持つ新型コロナウイルスに対して作用し、体内でのウイルス数を抑制することで、感染、発症、重症化を予防することができる。

4 m-RNAがDNAに働きかけるって本当?

「5年後にDNAが書き換えられた新人類になるのでは?」といった俗説がネット上で繰り広げられている場面を見たことがあります。
しかし、m-RNAという設計図は大変弱く、DNAを書き換えるという説を唱える査読論文は2021年7月時点で存在していません。
そもそも、マイナス90~60℃(モデルナはマイナス20±5℃)などと冷温保存が求められているのは、m-RNAという設計図は常温ではすぐに崩壊してしまうからです。

なお、厚生労働省の回答
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0008.html)は、以下の通り。
mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンで注射するmRNAは短期間で分解されていきます。人の遺伝情報(DNA)に組みこまれるものではありません。

5 おわりに

感染しても入院できない状況が拡大しています(8月15日現在)。
特効薬がない以上、治療は基本的に自身の自然治癒力頼み。また、ロングCOVIDと呼ばれる様々な後遺症があることを考えると、一般人としては、とにかく感染しないことが大事です。

ワクチンの発症予防効果は100%ではないことを踏まえると、
接種後も油断せず、基本的感染対策(マスク着用、手洗い、咳エチケット等)を継続し、リスクの高いシチュエーションに身を置かないことが大切ですね。

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行政書士法人 全国理美容コンサルティング
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