![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/137554735/rectangle_large_type_2_617682677df47aa02c1d5bc5331cd08b.jpg?width=1200)
ワンちゃんお迎え?アレルギーに対する不安と気持ちの変化をお話します。
子供の頃から痒みで皮膚科通い。そんな体質がコンプレックスでもありました。
高校生の時、実家では犬を飼うことになりました。もともとアレルギー体質の私は肌荒れ、湿疹、涙がでたり。
でも犬を可愛いと思う気持ちはいつも、ありました。
実家を出て暮らし、訪問系の仕事をすると犬や猫など動物と暮らす方もたくさんいらっしゃいます。
初めは涙や痒みがありました。でも、仕事なので訪問は、お断りせず、痒みも涙も気にしない、皮膚の赤みを恨んで鏡を何度も見ない、痒い時はかかずに手当てする事に決めました。
ゆっくりゆっくり時間をかけて、あらゆる症状が出にくくなっていました。
そもそも私、花粉症もあり、動物上皮、ダニ・ハウスダストなどアレルギー検査も陽性で季節の変わり目には蕁麻疹が出ることも。
主人は花粉症持ち。子供は特に下の子が赤みや痒み、湿疹が出たりします。
子供に懇願され猫カフェに連れて行ったときは私は平気、娘は顔に所々赤みや痒みが。
娘は時と場合で坑アレルギー薬を飲むこともありました。
子供が私と同じ様な思いをするのは避けたいです。
ですから、私がペットと暮らすことは一生無いと思っていました。
そんなある日、主人と、何気なくペットショップへ。
可愛いミックス犬のマルプーに出逢ってしまいました。
いつもなら欲しくなっちゃうから、絶対抱っこなんてしません。なのに主人に勧められるまま、抱っこしてしまったんです。
その晩マルプーと暮らす夢まで見てしまって。
でも、夢は夢です。
ウチは全員アレルギー予備軍。わかっていながら悲劇を招くわけにはいきません。
心を鬼にして、主人のお勧めを断固拒否です。
なのに、後日主人だけマルプーに逢いに行き、スマホに写真を送り付けてきました。
「今日、他のお店に移動なんだって…。」と。
猫派の主人がそこまでするなんて。
主人は私と帰宅した子供にもマルプーの写真を見せ、まだ間に合うからと私たちを車にのせ、なんだか必死です。
私も、思わずまた、逢いに行ってしまったんです…。
家族はお迎えに前向き。マルプーは前回より懐いて来ました。ますます気持ちが揺らぎます。
もう、主人はお迎えするつもりなのでしょう。気持ちが揺れ、私も一応、子供にワンちゃんを抱っこさせました。
翌日、お迎えか否か、お返事をする予定です。
帰宅後何か症状が出るか、様子見です。
翌日犬カフェにも連れて行こうと思いました。
でも、カフェの環境・多数のワンちゃんから要因を特定するのは難しいとやめました。
そもそも、あの可愛いマルプーがどう影響するのか、なのです。
家族が盛り上がる中、私は誰かのアレルギーがいつか爆発し、つらい思いをさせるのではと後向きでした。
ネットでアレルギー、犬、悪化などネガティブなワードばかり検索し、私だけが楽しくないのです。
上の子は特に症状が出た感じもありません。ただ、下の子は少し顔が赤くなったり、顎がかゆいと冷やしていました。
次の日、それ以上体調の変化はなし。私はどうしたものかと悩んでいました。
考えがまとまらず、グルグル。
思い切って下の子に聞くことにしました。
「ワンちゃん可愛いけど、誰かがかゆくなったり、体調を崩すかと心配。
どうしたらいいか、分からなくなっちゃった。
ワンちゃんは迎えたらずっと一緒。
こっちの都合でやっぱりやめた、とは出来ないから。どう思う?」と。
娘は「実際痒みが出たけど、それがワンちゃんのせいか、分からない。
でも、症状が出なかった事にして、お迎えしたくない。
ワンちゃんが来たとしても、何があるか分からない。
それでも、ワンちゃんに来てほしい。」と自分の言葉で言いました。
真剣な娘の言葉を受け止め、私の不安がじわじわと溶けて行きました。
娘には自分の意思がある事にハッとしました。娘は娘。私では無かった。
当たり前だけど、改めて気づきました。
私の大きくなった不安の塊。もはや敵になってしまった可愛いマルプー。
ごめんよ...。
みんなで、一緒に楽しく暮らせる方法を探そう。
気持ちが晴れ、見えない不安から、無事、逃れる事が出来ました。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?