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シーズン2:第10話 苦い酒 Prestonpans

プレストンパンズの戦いを描いた本エピソードは戦闘シーンもあり、仲間の死もあり、味わい深いシーンが多いです。

沼地を前に進軍するかどうかで揉めている司令部と命令がないことで時間を持て余している兵士たち。彼らの中に入っていったジェイミーが開始11分41秒で「フル・ナッシュ(Full Nash)」のポーズ!来ました3回目。

ドゥーガルに沼地偵察を任せたシーンは両軍の様子にリアリティがあって興味深いし、張り切るドゥーガルがチャールズ王子に認められる念願のシーンでもあります。王子の赤いキルトの豪華ないでたちは戦地にこんな恰好で来るのかしらと思っていましたが、あの赤いキルトはスチュアート家のキルト柄だったのね~。王子の “Mark me!” が沢山繰り出されるので一気飲みゲームが盛り上がりそう。(笑)

今や未来を知るマータフがこの戦いに意味が無いのではないか、犬死なのではないかと悩むシーンに登場したジェイミーがまたもや「フル・ナッシュ(Full Nash)」のポーズを!開始25分40秒、来ました4回目。2人が悩む気持ちもわかる。でもジェイミーは何とか歴史を変えられないかと必死なんだよね。

プレストンパンズの戦いに向かう兵士たちをクレアが見送るシーンは好き。アンガスがクレアに別れのキスをねだるところはこの後の悲劇を考えるとしておいて良かったなぁと。クレアとジェイミーのキスは両者の愛が溢れていて実に美しい!”On your way, soldier.” と送り出すクレアの表情にぐっときます。

ハイランダーとイングランドの負傷兵を手当している野戦病院では辛い別れがあると同時にコミカルなシーンがあってリアリティを感じました。ジェイミーが尿検査をクレアに指示されて、イングランド兵と賭けを行うところ。こういう笑いのセンスが備わりつつ、ドゥーガルを追放しようとした王子を説得する機転が利くジェイミーは正に理想の指揮官だよね。

アンガスの最後は辛かったけど、せめてクレアに見守られて逝けたのは彼にとって救いだったと思う。


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