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シーズン3:第7話 すれ違い Crème de Menthe

クリーム・デ・メント、死体隠しに使った酒がタイトルなんだ。ジェイミーが妻がいることをクレアに隠していたり、イアンにヤング・イアンが来ていることを隠していたり、そういう秘密とジェイミーの裏の職業である密輸業のトラブルが重なって不穏な序章となるエピソードでした。

部屋に侵入されて、殺されそうになったのに、クレアは転んで頭を打った収税吏を助けようと、そのまま死なせようというジェイミーの言葉に耳を貸しません。この場合は死んでもらっていいと思うけどなぁ。

密輸した酒類の証拠を消すために、急いで手を打つジェイミー。酒の処分を任されたファーガスとヤング・イアンのコンビはなかなかいい感じ。実際に2人が組んで商売しても面白そう。気になる子の口説き方を教わるシーンの2人も微笑ましかった。

今一つ落ち着かない本エピソードの中での見所は、戻ってから騒動をおこしてしまって、と申し訳なさそうにするクレアに対してジェイミーが気持ちを語るシーン。「君と再び一緒にいられるならどんな犠牲も厭わない。君を失ってから闇の中で生きてきた。でも君が戻って光が差し、闇を追い払った」これを聞いて胸を震わせない訳があろうか!胸キュン過ぎる。この後で、苦労して構えただろう、立派な印刷屋も炎に包まれ灰になってしまう訳で、ジェイミーも気の毒。

ヤング・イアンを探して娼館まで来たイアンに再会したクレア。生きていたのか!と再会を喜びつつも、晴れない様子の表情は、ジェイミーの結婚のことがあるからなのかな。再婚した義理の弟のところへ死んだと思っていた最初の妻が戻ってきたら、手放しでは喜べないもんねぇ…

イアンに隠し事をしたジェイミーを責めるクレアが、ブリアナを育てた話を持ちだしたので、クレアを詰問し始めるジェイミーの気持ちはまあ、わかるかも。隠し事が決定的なすれ違いを生みませんように。

危険を顧みず、炎に包まれた印刷屋に飛び込み、イアンを探して脱出するジェイミーの様子はシーズン1第9話のフォート・ウィリアムスにクレア救出のため乗り込んだシーンを思い出させました。ヒーローなのよ、彼は。



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