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シーズン3:第9話 海を行く The Doldrums

Doldrums とは、海の用語で赤道付近(北緯5度と南緯5度の間)の無風帯を意味するそう。なるほど、エピソードのヤマは無風帯で船上に起こった争いですもんね。

フランスで出航を待つジェイミーとクレアの元にエディンバラで別れた元ジャコバイトの2人がやってきて、船に乗るのは嫌だけど、マック・ドゥの為に行くと言っているので、どうやらこの2人は刑務所からアメリカに送られて、帰って来ていたらしい。乗船するとファーガスが何とマルサリと登場!2人の結婚を許さないとするジェイミーが父親の顔になっていて興味深いシーン。

ラリーブロッホから届いた荷物に入っていたフランス滞在時のクレアのドレスに売らなかったのかと驚いたクレアがジェイミーに尋ねると、「君の思い出の品だから売れる訳がない、ただ君が戻るのを諦めた後、娘にあげた」との返事。これも胸キュン!喪失に苦しむジェイミーがクレアのドレスを見ながらどんな気持ちだったかと思うとシビレます!

船酔いで悲惨な様子のジェイミーを救ったのはクレアの作るジンジャー・ティーではなく、ウィロビー氏の中国式針治療でしたが、それを知ったクレアにどうして言わなかったのか訊かれて、「今は2人の仲が微妙な時期だから、君の気を悪くしたくなかった」というジェイミーの言葉に「もう!」と目がハートマークになった女性多いハズ。ジェイミー、かわええ!

そんな出来事の後に久しぶりに心と身体を通い合わせた2人にホッと頬が緩みます。クレアの白髪をなでながら、光が当たると “Silver Moonlight” のようだとジェイミー言うと、クレアが「そんなことを20世紀で言ったら王になれるわよ」と応じるシーンで、”King of all men” という言葉が出てくるのですが、ジェイミーのことを “King of Men” と表現している投稿を良く見かけるのですが、このシーンから?原作を読むとわかるのかな?

無風の船上で起こる騒動は機転を利かせたウィロビー氏の身の上話で沈静化して、その後はイングランド軍艦による要請に応えてクレアが先方の船に。2人が離れるとまた波乱がありそうな予感は的中。


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