グッドパッチ【7351】

UI/UX デザイン支援事業

マザーズ上場

主幹事
大和証券

公開価格690円
時価総額49.4億円(公開価格)
資金吸収額5.2億円

公開価格のPER82.54
公開価格のPBR10.22

調達資金使途
事業拡大・機能拡充のための人材確保に係る採用費及び人件費、同社及び連結子会社のGoodpatch GmbHへの投融資資金を通じた同社グループにおける借入金の返済、新たなSaaS形式のオンラインコラボレーションソフトウェア「Strap」の開発等の新規事業への投資に充当予定

上場時発行株式総数
7,173,260株
公募
308,900株
売出し
350,900株
OA
98,900株
上場時市場内に758,700株
比率約10.5%
VCあり90日(9月27日)1.5倍
売出し後保有数
DGベンチャー1,506,560株
FinTechベンチャー792,840株
セールスフォースベンチャー207,900株
MSIベンチャー178,280株
SMBCベンチャー109,420株
SBIベンチャー98,700株
合計2,893,700株が売り圧力
売出し分と合わせて3,652,400株
VC処分で比率50.9%はかなり多い

ベンチャーキャピタルの売出しが極端に少ない。セカンダリーは要注意。吊り上げる可能性もあり。とにかく注意が必要。

2018年8月期
売上げ1,371百万円
経常利益△11百万円

2019年8月期
売上げ1,683百万円
営業利益75百万円
経常利益83百万円

2020年8月期予想
売上げ2,237百万円
営業利益206百万円
経常利益205百万円
配当未定

2020年8月期第二四半期
売上げ1,121百万円
営業利益160百万円
経常利益160百万円

2020年8月期は前期比145.8%で急拡大
デザインパートナー事業とデザインプラットフォーム事業、これらの2つのセグメントの売上高がともに堅調に推移すると見込んでいる。なお第二四半期時点で予想より利益を上げているのはデザインパートナー事業における月平均プロジェクト数が24.8件に増加(前年同期比11.2%増)及び平均プロジェクト月額が5,094千円に増加(前年同期比24.1%増)したため。ただし第三四期からはコロナ期間に入り事業の運営を見直すべき事案は発生していないものの念のため会社に確認は必要

市場としては、全世界におけるデジタルエージェンシーの全市場の市場規模は堅調に拡大すると推測されている。
UI/UXデザイン支援に関連した領域(UI/UX デザイン市場)の市場規模については、2018年の484億USドルから2023年には950億USドルに拡大すると予想されており、年平均成長率にして14.4%になるとされています。国内においても、経済産業省及び特許庁が2018 年5月に 「『デザイン経営』宣言」を公表しており、デザインを活用した経営手法を推進している。

主な事業は2つ
①デザインパートナー事業
Webサイトやスマートフォンアプリケーション等のデジタルプロダクトのデザイン開発を進めたい顧客企業に対し、UXデザイナー及び UIデザイナーがUI/UXデザインの実現を支援。
具体的には顧客企業からプロジェクトを受注すると、UXデザイナー及びUIデザイナーが、例えばユーザーの観察から潜在的なユーザーの課題を見出し、プロトタイピングを繰り返しながら発想する等という問題発見解決の思考でサービスを提供している。

②デザインプラットフォーム事業
デザインパートナー事業によって行われるUI/UXデザイン支援を様々な側面からバックアップするものとなり、デザインが有効に活用され、プロダクトとして世の中にリリースされるまでのプロセスをソフトウェア(デザインITツール-「Prott」「Athena」)、企業内デザイン人材(デザイナー採用支援サービス-「ReDesigner」)、デザインビジネス環境(クラウドソーシング-「Goodpatch Anywhere」)の点からサポートし、デザインとパートナー事業をサポートする基盤(プラットフォーム)として機能している。

2019年8月期
デザインパートナー事業/13.2億円
デザインプラットフォーム事業/3.5億円

2020年8月期第二四半期時点
デザインパートナー事業/8.1億円
デザインプラットフォーム事業/3.0億円

従業員124名に対して平均年齢が32.1歳と若い年齢層。平均継続年数が1.8年と短いが業績拡大に合わせて一年以内に57名が増員されている。

競合について、
市場においては比較的高い参入障壁が存在しているものの同様の機能を提供するスマートフォンアプリや、低価格でアプリデザインを請負う事業者や大きな資本力にて、新規にデザイン事業に参入・既存のデザイン事業を強化する等の動きを見せる企業など存在している。

CCC41日→31日
ROE12.3%
自己資本率56.4%

売上げ債権回転日数が37日に対して仕入れ債務回転日数が8日と短い。回収までの期間が長いので類似企業との比較が必要。
財務状況は優秀

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