永遠の悲しみ


永遠の悲しみがずどんと頭に落ちてきたら、永遠は存在しないってこと思い出しておくれ。

それでも沈んでしまう日は、カーテンも開けられず心に光を差せない日は、どっぷりとその悲しみに浸るがよい。浸れるところまで浸って、ふやけてぼろぼろになるかもしれない。消えてしまうかもしれない。

もらった愛のことすら忘れて、まるでこんな世界にひとりぼっちのような気持ちになるかもしれない。

君は愛してくれているのに、いつでも愛してくれるのに、ぼくは、こうも不安で不安定。君がいなくなってしまったとしたら、後を追うかもしれない。君がぼくの太陽で、僕が君の月だとしたら、君なしじゃぼくは輝けないから。少し頭が悪い君が、どれだけぼくを救っているか。こんなにも遠くで、どれだけ支えられているか、君は知りもしないだろう。

悲しみはまるで僕が死ぬまで離れないとでもいうように、時々、頻繁に顔を出す。そのたびに僕の心は水浸し。

今日も昨日もこの部屋で、悲しみと暮らしてる。帰りの電車の中に心を落としてきたのかも。また探しに出かけなくちゃ。旅に出なくちゃいけないのかも。

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