鳥山淳「沖縄/基地社会の起源と相克1945-1956」より

沖縄の「戦後」とは、破壊が回復されていった時間ではない。
地上戦の渦中で人々の生活空間を敷きならして建設された米軍基地が維持されたことによって、戦場における破壊状態の固定化がもたらされた。
そこにおいて「戦後」とは、戦場から地続きとなった時間なのであり、それはいまなお続いているのである。



読み始めてすぐ響きすぎた。
沖縄戦について思いっきり調べて、記録にも携わっているところから、ようやく沖縄の戦後について学ぶ。
私自身や生まれ育ったこの場所の現在と向き合うことに対して、私は知る用意ができている。

焦らない。人間の真実はきっと変わらないし隠しきれない。ちゃんと知っていこうと思う。

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