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やられた。

7/29日(水)に販売されたヨルシカ 3rd full album「盗作」を入手した。universal musicで通常版(特典:ポスター)初回特典版(特典:カセットレコーダー)の2つを購入。僕自身何かのアーティストにハマった事もなく有耶無耶に気に入った曲を聴く、それが当たり前だった。例えば、「この曲良いな。」と思ったアーティストが居るとする。他に出している曲を聞いてみるとあまりパッとせず「好きなアーティスト」という概念が無かった。アルバムを購入したり、何かのグッズを買うこともこれまで全くというほどが無かった。しかし、そんな常識を覆すかの様に現れたのが「ヨルシカ」という存在だった。

ヨルシカという存在を知っていたのはおそらくずっと前からだろう。いや、ヨルシカの作曲担当「n-buna」という存在を前から知っていたと言った方が正しいのか。彼は以前ボカロPとしてインターネット上で活躍していた。僕は彼が創る曲が好きだった。それは何故か。彼の創る曲は、サビ前までは大人しく上品だが何処か儚い歌詞である。だが、サビになると力強い歌詞になる。これ程、音楽で楽しませる事が出来る。そんな音楽を創る彼は僕にとってとてつもなく偉大な人物だった。そして僕はいつの間にか彼の虜になっていたのだ。しかし、ボカロPとしての彼は好きだったが「ヨルシカ」の彼をどうも好きになれなかった。曲を聞いてみたわけでは無い。寧ろ、一曲も聞いたことなんて無いに等しかった。多分だが、ボカロPとしての彼をとても好きだったので「ヨルシカ」としての彼を受け入れる事が出来なかったのだ。

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そして、3rd full album「盗作」を出すという事をネットの記事で知った。僕が本格的に「ヨルシカ」を好きになったのは多分この時だろう。片っ端から「ヨルシカ」の歌を聞いた。僕は泣いた。真っ直ぐな歌詞。サビ前のギターの音。suisさんの透明感のある歌声。n-bunaさんが作る曲調。この、全ての感動が手先から神経を伝い脳に伝わった。気付いたらプレイリストが「ヨルシカ」で埋め尽くされていた。いやしかし、僕が「ヨルシカ」を語るには文字数が足りなすぎる。いつまでも続けると限界が分からないのでここで終わっとこう。

さて本題に移る。「盗作」はどの曲も最高だった。その中でも、僕が一番気に入ったのは、「レプリカント」だ。曲中の歌詞で「いつか僕らは大人になって、手に入れるものも大きくなった。次は愛でも買えればいいのにね。」という歌詞がとても僕の心を殴る様な歌詞だった。何度聞いても飽きず、寧ろ聴けば聴くほど良さに気付いてしまう。噛めば噛むほど味の出るガムと一緒だ。n-bunaさんの創る曲はガムの様に終わりはない。ガムと言ったがガムの様に味が無くなるわけではない。話は変わるが、やっぱりヨルシカはギターが素晴らしい。ピアノも素晴らしい。全てが合わさると言葉に出来ないほどの感覚に襲われる。一つ言っておこう。僕は音楽評論家でも無いし作曲家でも無い。無論音楽について語れるほどの実力も才能も経験も無い。しかし、これだけは言える。素晴らしいアーティストとは「ヨルシカ」の事だと思う。


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