私はブスと落ち込む人が急増らしい
今回も、前回に引き続き、NHKスペシャル
「君の声が聴きたい ~若者が願う 幸せのカタチ~」
のお話をします。
若者の願いの一つに
「美人になりたい」
という声があるそうです。
今や、誰もがSNSに自分の写真を載せスター気分。
その中で、他人の姿を見て比較し、
私は美人でない、と落ち込むんだそうです。
昔はTVでしか見られないアイドルたちはみんなかわいいけれど、
リアリティがなく遠い存在。
あの人たちは特別なんだと思えたけれど、
今は、その辺にいる普通の人が、
めっちゃ可愛く映っていると確かに
自分と比較してしまう気持ちは、わかります。
そして、私はブスなんだとか、
だめなんだとか自己肯定感が低くなってしまう…。
でもでもですよ。
今、写真を加工できるアプリってとっても多くって、
撮影するときもビューティプラスとか美しく撮ってくれる機能が充実しているので、ほとんどの人がそれらを使ってアップしているのでは?
かくいう私も、時々ビューティプラスで撮影してSNSにアップしています。
そんな、SNSの世界は、みんな加工したり盛ったりと
本来の自分ではない人々が集まっている場所なんですよね。
みんな中世の仮面舞踏会に集まってダンスをしているようなもの。
じゃあ、実際に逢って仮面を取った素顔を見せたら、どうなんでしょう?
全然違う!ってなるはずなのでは?
そんな「盛った人たち」を自分と比較するって時間の無駄のような気がします。
また、SNSはコミュニケーションツールですが、
人と人が深いところまで付き合うには、難しい場だなと感じています。
SNSを通しての会話ももちろん、
互いを知るコミュニケーションツールですが、
直接会って美味しいご飯を食べながら、
美味しいお酒を飲みながらの会話をする方が何十倍も楽しいし、
相手と心が通い合っていると感じるのです。
このコロナ禍で直接会えず画面越しにしか
話ができない制限をさんざん味わってきた私たちは、
直接会って会話ができる、触れ合えることがなんて
貴重な事なんだと身をもって気づいたのではないでしょうか?
そして、直接会って、自分をさらけ出して話したり笑ったり泣いたりすることで、共感してもらえたり、違う考えがあることにも気づいたりして、自分という存在の価値を知り、自己肯定感を高めていけるのではないかと思うのです。
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