幸せの前日

私が明確に幸せだと感じるときがあります。

それは給料日前日の夜です。

っっしゃ！！
明日振り込まれる！！

胸が弾みます。揺れるほどに。

私と夫の給料日の振込が同日なため、二人分の給料を手に入れることができるってわけ。

がしかーーーし！

何かと出費多端な折、
今月に至っては大赤字。

胸が抉れるよ。垂れ下がるほどに。

全然幸せを感じない。
だって(給料が)入ったと思ったらすぐに出てっちゃう(引き落とし)んだもの。
なにさ、諭吉の意地悪。もう顔も見たくない。
栄一に鞍替えしてやるんだから。

うそうそ。
諭吉大好き。
栄一ではまだまだ私の心の穴は埋められないから。まだ顔も見たことないし。

世間では刷新とか何とか言うとりますわ。
諭吉から栄一に。

あぁぁ〜そんなことより今月大赤字〜。

控えてる車検、我が家の車2台分のタイヤ交換。

飛んでく諭吉。

諭吉ーーー！
カムバッーーク！

19歳のとき、職場のパート主婦青木さん(仮名)が言ってた。
「結婚はね、愛なんてこれっぽっちでいい。金があればいいの。」って。
青木さん、元気にしてるかな。

誰か私に諭吉を連れてきてください。