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Friday log #12 (12/2) sonder

sonder

通りすがりの人がそれぞれ、自分の人生と同じくらい生き生きとした複雑な人生を生きていて、それぞれの野心、友人、日常生活、心配事、受け継いだ狂気などがあり、地下深く広がる蟻塚のように自分の周りで見えないように続く壮大な物語で、自分が存在することも知らない他の数多くの人生へと通じる凝った通路があり、その中では自分はたった一回、コーヒーを飲むおまけとして、高速道路を行き交う車のぼんやりとして、夕暮れの光の窓として、現れるかもしれないという実感です。

https://www.dictionaryofobscuresorrows.com/post/23536922667/sonder


今週は、頑張ってバランスを取ることを意識して、それが結構うまくハマった一週間でした!良い一週間だった。

やっぱりUCLといえど、サボる生徒はサボるのですが、その中で建築の授業の課題や授業に物凄く真剣に取り組んだら、ずっと怖いと思っていたTA(phdの先生)にぼそっと"well done"って褒められてすっっっごく嬉しかったです。私のモンタージュを見て "there is something beautiful here" とも言ってくれて、本当に報われたし幸せな気持ちになりました。
人類学の授業もものすごく面白くて、写真について学びました。写真とは何か、アジアで写真館が残っているのはなぜか、なぜ人は写真館で話をとるのか、写真とは理想を現実にするツールなのではないか等、すごく面白い授業でした。
アラビア語も、だんだん慣れてきました。もう完全にアラビア語の文字は読むことができるし、簡単な挨拶程度なら余裕でできるようになりました。数字も言えるよ!先生にも、「もう教えることがないわ〜」って言ってもらえて嬉しかった。頑張った甲斐があります。

TL(?)にすごくたくさん救われた1学期でした。Twitterでのセルフブランディングがうまいと言われたらそれまでだけど、それ以上の不思議な力を感じています。なぜかわからないけど、自己開示ができて、rainy side もupできて、本名も知らないけどフォローしてくださってる方から頂いたDMにすごく元気が出たり、ちょっとしんどい時でも、応援してくださっている方を思い出して一踏ん張りしたりしています。これは私が鍵垢だからとか、リアルの友達もフォローしてるからとか、はたまた単純に運がいいからかもしれませんが、すごくありがたいことです。

一年を振り返ると、1年間がすごく長く感じます。これは、単純に充実した一年だったからかもしれないのですが、あまりあっという間だったという感じはしません。なんでかなと思った時に、多くの人と深く密接に関わったことで、その人の人生をちょっとだけだけど理解したり感じたりすることができて、ちょっと自分の人生に足されることで長く感じるのかなあと思います。セネカの『人生の短さについて』で、「本を読むことによって、先人たちの知識や人生が自分に足される。だからこそ、自分の人生は長くなるのだ」みたいなことを言っていたけど、なんとなく納得しました。これは、まだもうちょっと考えるけど、つくづく幸運で楽しい人生です。

もうちょっとで日本だ!ロンドンから逃げる!みたいな文脈ではない帰省なのがすごく嬉しいし、自分を誇りに思います。みんなも楽しい冬をお過ごしください!





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