「お勉強しといてよ」レビュー

出だしでいきなり裏声になるところ、今までに無いJazzyな雰囲気が漂い、間違いなくこれはずとまよの楽曲でACAねさんの声だとはわかるのだけど、今まで常にそうであったように今回も新しくなっている事をはっきりと僕らに伝える事に成功している。
サビ前の「乾かないや」から「ヤンキーヤンキーだ」後の「うおおお」の部分の組み立てが見事で何度も繰り返し聴いてしまう。中華的な響きにアシッドジャズの要素が絡まり合って高まっていく感覚が堪らないのだ。
サビはやはりACAねさんの歌唱力の凄さひしひし感じるもので、単純に痺れるしファンならみんな憧れてしまう肉声、はい！お勉強しときます！って思っちゃう。

https://youtu.be/Atvsg_zogxo

お勉強しといてよと二回言われた後、ずとまよの歴史を感じさせるような展開、恋愛に限らないとは思うんだけど、他人との関係性について病みそうで病まないギリギリのところにいる、これはずっと真夜中でいいと思い続けている僕らのメインテーマだと確信する。
そこから一気にクライマックスで最後のサビに入るのだけど、そこでまた圧倒的な声に震える。大事なことは簡単なこと。だけど簡単なことをやるのがだんだん難しくなっていく。だからもっとお勉強しときます。解いときます。