「うんち」と「うんこ」はどう違う?

ある日、道を歩いていると、ある空き地にいぬのうんちが大量にありました。英語でなんていうのが正しいのか調べようと思った私は、とりあえず手持ちの電子辞書で「うんち」と検索しました。

英語じゃなくて、日本語の問題に引っかかったー。とか言っていたら「うんちのほうが幼児語っぽい」という人が現れ……

たしかに私は「子供に向かって『うんち』って言ってる」けど、うんこについては直観がないと言っていたら、田川さんにつかまり…

このような話になり、「うんこ」はどこから来るんだろう?と思う。

アンケート調査

とりあえず、ツイッターアンケートやってみることにしました。親のインプットが有効そうなのが5歳くらいまでかなあ、幼稚園に行き始めるとみんな子供は子供コミュニティの影響強くなりそうだし、とりあえずトイレトレーニングとかをカバーできる5歳で切りました。

でも子供のことばについては、とりあえず小学校入学までとしました。というのも、0歳児はしゃべらないし…と思ったから、1年上までずらしてみたという次第。母集団とかツイッターだと規定できないので母数がバラバラですが。

そして、大人のことばの直観についても聞いてみようと思いました。結果はこちら。

結果

この結果からは、Manabeさんの直観がサポートされました。子供に向かって言うことば(CDS:Child Directed Speech)では「うんち」を使うが、子供はどこからともなく「うんこ」を導入し、大人は「うんこ」を通常のことばだと思っていて、「うんち」は幼児に向かって言うことばとして使っていることがうかがえます。

広辞苑は、「うんこ」を「うんちの幼児語」と書いていたけど、今回のアンケートの結果では逆のようです。なかなか人と排泄物について話し合うこともないのに、なぜか呼び方が子供と大人で違っているのは興味深い。

もしかしたら世代差なのかもしれません。50年後に同じアンケートをとったら、大人もみんな「うんち」になってないとも限らない。

男女差が見られたら面白いかもしれないですね。女性の方が、うんちについて語らないので、うんちのままかもしれない。

地域差とか、こどもの性別による差とかはツイッターアンケートでは取りにくいだろうと思ったのですが、意外と面白い結果が出るもんだな、というわけで。

おそまつさまでした。

言語発達をやりたい人、卒論のネタにどうですか。

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