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エンパシー能力の低いR女史、動物的感覚に目覚める?

育休も終わりなので、いろいろな感慨がドウドウと押し寄せてきて、なかなか仕事に集中できない。

昨日は幼児教育専門の友人が家に来てくれた。「ちゃんとお母さんをやっている」と驚かれる(おい)。自分でも不思議なくらい動物的な勘が働く。

おなかが痛いのか、おなかが空いているのか、おむつが濡れているのか、単に機嫌が悪いのか、もうおっぱいを飲まないと落ち着けないくらい怒っているのか、単に眠いのか、遊びたいのか……どうして欲しいのかなんかわかっている。わかってるとわかるのは、それをしたときに機嫌が直るから。(他の人がやると機嫌が直らないことがあるのでなんでもいいわけではない)

一昨日、赤ん坊が寝る前にぐずっていたときは、うんちが出なくておなかが痛いのだ、と思った。でもたいして発している音声的にはかわらないのに、昨日の夜はたんに眠くてぐずっているだけだとわかった。文脈的にいえば、一昨日便秘していて気持ち悪かったということは、昨日何度も緑がかった便をしていたことからわかった。実際のところ娘は毎朝快便だし、一昨日の時点では、朝も夕方も排便していたので、便秘しているということは状況証拠だけでは弱かった。しかし何となく「わかった」のだ。翻って昨日の晩は、たしかに昼にたくさんうんちをしていたので便秘じゃないだろうな、というのは想像はついたけど「他のなんでもなくただ泣いている」ということも、やっぱりなんとなくわかったのである。パターン認識なのか、文脈的統合なのか、いまいちわからない。少なくとも言語で分析的に考えて理解はしていない。

ヴィトゲンシュタインの自分の「痛み」の感覚はどうやって他者の語る「痛い」ということばとむすびつくようになるのか、という問いがあったけど、母親が教えるんじゃないのか?と思った。母になった私は、子どもの内部にある痛みがわかる(というかわかったような気になる)。不思議だ。

動物的といえば、私は自分の所で赤ん坊が泣いているのは全く平気なのに、夫や他の人のところで泣くといてもたってもいられなくなる。夫や友人は逆だという。たぶん自分の子じゃなかったら逆なんだと思う。

眠たくなくて眠れないと文句をいっている赤ん坊を寝かしつけるのには、立ってゆらゆらするのが一番メジャーな方法のようだけど、抱っこしたまま添い寝して布団をかぶって暖かくするとうそのように泣き止んで寝る。すごく動物になった気分。でもすごく眠りが浅くなるので(圧死とかが心配というのもあるんだけど、敵に襲われないかと心配するモードっぽい)寝付いたら解除したい。昨日は解除に失敗してしまい、目が覚めた赤ん坊が超怒っていた。お怒りがすぎるので添い乳して黙らせて寝かしつけた。人間の赤ん坊は、外敵がいるところじゃ危険すぎて育てられないな…声がでかすぎる、と思った。

#子育て #4month #赤ちゃん

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