見出し画像

sessaというサービスがすごかった件

※この記事には刀剣乱舞の創作審神者のイラストが出てきます。苦手な方はご注意ください。※

どピコサークルで漫画同人誌を出している者です(刀剣乱舞の刀剣男士と審神者の話を描いています)
ドリーム小説を人生の半分以上の年月書いている経験談などは書いたのですが、今回はイラストの話です。

私の場合、プロットを作る時点では、小説を書いていた時と特に変わりがないので、むしろ漫画プロットの方が書きやすいのでは?くらいあるのですが、問題はネームと作画。コマ割りのセンスと画力がねえ。
「じゃあなんで漫画本描いてるの?」という話ですが、小説じゃなく漫画で萌えや燃えを発散したいこともあるのだ世の中。

「は~~絵が上手くなりてえ~~~」と思っていた時に、下記のnoteの記事がバズりました。

イラストを100日練習した結果、どういうことをしたのかをまとめてくださっているとてもありがたい記事ですが、その中にこんなサービスがあったのです。

絵を仕事にしていたり得意だったりしている人が絵の添削をしてくれるサービス。
見てみたら、漫画家からイラストレーターから編集者まで、たくさんの人が「価格いくらから」「こんなことを教えられます」と自分の作品と一緒にページを作っています。

「これだ!!!!」

漫画だと多少ごまかせる絵も(ごまかせるか?)、表紙絵となると一枚絵を描かなければならない。ちょうど「なんか変だけどどこが変だかよくわからん」表紙絵を描いたばかりだった私は、この絵を添削に出すことにしました。

まずsessaを使うにはTwitterアカウントが必要です。

sessaトップ

これがsessaのトップページ。
下にある「Twitterで登録/ログイン」ボタンを押す。これで登録完了です。

sessaトップ2

これがヘッダ。一番右に「学ぶモード」とある時は生徒のモードです。真ん中にある「先生をさがす」で先生を探しましょう。

先生は自分の描いた作品を載せてくれているので「この先生みたいな絵が描きたい!」とか、先生はどんなことができるかもページに記載してくれているので「こんなところを見て欲しい!」という形で探すのも良いと思います。あと金額も大事だよね。

私が今回お願いした方は、五七翔二先生。絵がめちゃくちゃ好みだった。あと、添削履歴を見て(他の人の添削結果が見れます)、いろいろ添削してくれそうだなと思ったのがお願いしたきっかけ。

添削をお願いするには、
1.自分で描いたイラスト(jpegなど)(psd、clipファイルも補足添付できます)
2.クレジットカード(持ってない人はKyashで検索)
3.聞きたいこと
4.添削結果の公開可否
が設定項目としてあります。

添削をお願いするときに、「こういうところを見て欲しい」ような文章を書くところがあるのですが、20字以上でわかりやすく困ってることを書きましょう(20字以内だと思って何も書けないじゃんとしばらく憤っていた)
私がお願いした文章と絵はこちら。

jpgデータ

刀剣乱舞の鶴丸国永とオリジナルキャラの女性(10代)の二人で、同人誌の表紙です。スマホで自撮りした写真のイメージの絵ですが、構図がいまいちなのかつまらなく感じています。柔らかい雰囲気の絵にしたいです。影のつけ方がよくわかりません、のっぺりしてしまいます。あと線画の線に強弱をつけたり色を変えたりなどもした方が良いのでしょうか?線の強弱のつけ方も、筆圧でつけるのか、ペンの太さを変えるのか、よくわかりません。~以下略~

金額を設定して、ドキドキしながら添削依頼ボタンポチー。

5分で承認される。

はやっ!?!?

先生の添削中の件数がプラスされたのを見て、あとは添削結果が届くのを待ちます。

「添削が完了しました」メールが届いた!!(Twitterの登録メアドに届きます)

結果をsessaのページに見に行くと、添削結果が届いていました!今回私は創作審神者というちょっと公開しにくい絵を描いていたので、添削結果公開はNGにしました(申し訳ない)

届いていたのは解説やコメントの入った画像4枚と、長文の解説文!すごい!!
良かったポイントと改善すべきポイントを記載くださっていて、(掲載NGにしたので全部載せないつもりだったのですが)良かったポイントが嬉しすぎたのでこれだけ紹介させてください…。

画像4

「大好きじゃん……」
はい、ええ、はい……ありがとうございます……(顔を覆う絵文字)

以前Twitterで「いくら絵が好きだと言っても自分の絵が嫌いと言い続けるのは、こちらが否定されている気がするのでやめてほしい」というような内容のツイートが流れて来たのですが、「そんなこと言っても自分の絵嫌いなんだよ」と思っている私には、具体的な好きポイントを書いてくださったのは本当に嬉しかった!!
私の感覚ですが、自分の絵が嫌いな人って漠然と自分の絵が嫌い(ここが嫌いとか言える人はそこを直せるので)だと思っているのですが、具体的に絵のこういうところが良いと言っていただけると、その部分だけでも自信が持てるので嬉しいですね。

あとはQA方式で、私の絵の改善点やアドバイスをしていただきました。
上で依頼文に書いた太字の箇所をピックアップしていただいたのですが、なるほど、と思うことばかり!
回答・解説と改善した点を抜粋します。

Q.構図がいまいち
A.そんな時は、近景、中景、遠景の意識を持つと良いと思います
 →手前にもイチョウの葉を追加してみる。
Q.柔らかい雰囲気にしたい
A.線画の色をセピア色にしてみてはいかがでしょうか
 →線画の色を変えてみる。
Q.影のつけ方がわからない
A.慣れないうちは、斜め上あたりから光を当てると影を想定するのが楽になります。コツは”なるべく大きく影を描くこと”。細部ばかりを追いすぎて影ひとつひとつが細かくなってしまうと立体感は出ません。
 →影の大きくしてみる。
Q.線画の強弱と色は変えた方がいいのか
A.一概に「絶対やった方がいい!」とは言えませんが、それでもできるに越したことはない技術です。特に線画の色を変える方法……”色トレス”と呼ばれるテクニックは表現の幅を広げるので習得することをオススメします。2つ目の質問の際に「線画をセピア色に~」とお答えしましたが、これも色トレスの一種と言えます。
 →ハイライトの部分だけ色を変えてみる。

というわけで、お手本見ながら修正をしたのがこちら!

sessaトップ3

(影はほとんど見て真似しました…)
なんかマシになった気がする!!特に女の子の影がいい感じな気がする!!
先生の修正線画がぼかしかけてるように見えたので、若干ぼかしかけてみましたがどうかな…。
先生のご提案では右上に写真外のイチョウの葉を置いていたのですが、そこにタイトルが来るので申し訳ないながらカット。
この調子で裏表紙も塗ってみよう~!!


というわけで、sessaというサービスがすごかった話でした。
ぜひ使ってみてください!気合入れて塗ったはいいがいまいちな絵とかあるので、今回のを踏まえて塗り直したうえで、またお願いしたいな~!

記事の作成にあたり、掲載ご許可くださった五七先生ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?