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グレートジャーニー

Creepy Nutsのミニアルバム「よふかしのうた」に収録されているボースティング曲。

同じアルバムに収録されている「生業」が代表的なボースティング曲だが、生業が「スキル自慢」だとすると、人生を振り返っての「成り上がり自慢」的な楽曲。

Creepy Nutsの楽曲としては比較的スローテンポでリリックが聞き取りやすく、韻の踏み方が心地よくコミカルな表現に耳が奪われる。
トラックも心地よいリズムなのにクセになるグルーヴ感が一体となり、エグくもありエモくもある不思議な感覚に包まれる。


で、


「よふかしのうた」というミニアルバムは名曲ぞろいで、私は特に「生業」の圧倒的な破壊力に虜になっていた。

トラップミュージックなのに聞かせるトラック。
情報の多いリリックとそれを表現するフロー。
何度聞いても新しい発見があり、まさに合法的にトんでいた。

Creepy Nutsにどっぷりはまった私はオンラインであるが武道館ライブを堪能した。(チケットが当たらず悔しい想いをしたが、オンラインでライブが楽しめるようになった環境に感謝。)

その武道館ライブで最後に披露されたのが「グレートジャーニー」。


圧巻だった。


単なる盛り上がるだけのライブではなく、ライブの終焉と武道館ライブをやり遂げたCreepy Nutsの新しいスタートの賛歌のように聞こえた。
Creepy Nutsがいなくなった会場に流れるグレートジャーニーのトラックがエンドロールのように感じた。

出来れは、私のエンドロールにもこのトラックを流してもらいたい。
人生が旅だとするなら、私の人生は「グレートジャーニー」と呼べるような素晴らしい旅になっているはずだから。


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