RGSレギュレーション(2023.10.01改定)

当レギュレーションは、タミヤ「ミニ四駆公認競技会規則」を元に
RGS CUP用に修正及び追加・補足を行ったものです。
ミニ四駆は、株式会社タミヤの登録商標です。


【1】競技車

1.競技車の種類

ミニ四駆REV、ミニ四駆PRO、レーサーミニ四駆、スーパーミニ四駆、フルカウルミニ四駆、エアロミニ四駆、マイティミニ四駆、ラジ四駆、トラッキンミニ四駆に限られます。

2.競技車の仕様

・すべての競技車は四輪駆動で走らせてください。
 後輪駆動や前輪駆動への改造は認められません。
・競技車にはボディを外れないように取り付けてください。
・ボディは必ずシールを貼るか塗装をしてください。
 著しく小型化されたボディや、シール・塗装の確認がしづらいボディは
 車検に合格しない場合があります。
・クリヤーボディの切り取り余白部分やウイングのみをボディとして
 使用することは認められません。
・自作ボディ・自作シャーシの使用は認められません。
・レースに使用する競技車は選手が自分で組み立て、加工を行ってください。

3.競技車の車体寸法

・競技車の車体寸法は次のように規定します。(全シャーシ共通)
  最大幅:105mm以下
  全高:70mm以下
  全長:165mm以下
  最低地上高:1mm以上
  全装備最低重量:90g以上(電池、モーターを含む)
  タイヤ寸法:前後輪ともに、径:22~35mm 幅:8~26mm
 (タイヤは必ず取り付けてください)
  ローラーの装備:左右合計6個以内(2段ローラーは1個として数える) 
  ※ミニ四駆公認競技会規則2022年度特別ルールは適用されません。 

4.モーター

・大会が支給するアトミックチューン2モーター・トルクチューン2モーターPRO)でレースを行います。
・分解して巻線の数を変えるなど、モーターの不正改造は認められません。
・モーターのツメにカップを外した跡が見られた場合は、不正改造とみなされます。
・モーターへの一切のケミカルオイル、クリーナーの使用は認められません。軸受への注油も認められません。
・モーターのゴミ箱のイラストのシールを剥がすことは認められます。
パーツクリーナー等を使用せず剥がしてください。
・支給モーターのブレークインについては、下記の制限を設けます。
①ブレークインに使用できる電源は、定格1.5V以下の常温マンガン電池、
アルカリ電池、定格1.2V以下のニカド電池、ニッケル水素電池の単3電池
4種類とします。
②ブレークインに使用できる電池本数は同時に2本までとします。
③ブレークインには、ミニ四駆のシャーシ・ダンガンレーサーのシャーシに
純正ターミナルを装着したものを使用してください。
シャーシに回路などの追加は認められません。
④ブレークイン以外にモーターへの何らかの処置を施すことを禁止します。
ex:ウォーマー等の使用
(空冷ファンによるブレークイン中の冷却は認められます。)
⑤上記ルールを有効にするため、必要に応じモーターの検査を行います。
(高電圧処理の有無、進角、磁力チェック等)
また、レース後、必要に応じ開封の上詳細調査を実施します。
⑥レース中、モーターを会場外へ持ち出すことを禁止します。

5.電池

・大会運営が指定する銘柄の単三電池でレースを行います。(2023.10.01改訂)
・開催大会ごとで使用電池についてはアナウンスします。(2023.10.01改訂)

・走行直前に受付にて電池を受け取り、速やかにマシンに電池を入れてスタート位置近くで待機してください
・保温・加熱行為は禁止します。

6.改造

競技車の改造について、以下の通り規定します。
ただしここに含まれない改造は、大会の判断により車検の合否を決定します。
①使用できるパーツや加工全般について
・追加部品はミニ四駆、ラジ四駆、ダンガンレーサー用のパーツのみ使用できます。
・パーツケース、コース、タイマー、電池、キット付属の工具等の使用は認めません。
・ミニ四駆キャッチャーの使用はOKですがタイヤへの使用はできません。
・ランナーや、モーターを分解して得られるシャフト軸・ワッシャー類についての使用は認められます。
・キットやパーツに入っている説明書、グレードアップパーツのタグ等を
ローラー角度等の各種調節に使用することは認められます。
・使用できる接着剤、両面テープの種類については特に制限を設けません。
ただし、接着剤や両面テープにより部品をゼロから作り上げる使用方法は
認められません。ex:パテのように使用し部品を作り出す加工 等
・使用できるオイルの種類については特に制限を設けません。
コースを汚す可能性のあるような塗布の仕方は認められません。
・コースや手などを傷つけるような形や、シャーシからグリスが飛散してコースを汚すおそれのある改造は認められません。

②シャーシについて
・シャーシの加工は、穴あけや切断、部品同士の接着などの原形に追加工作を
施すものに限り認められます。※極度な場合車検落ちする可能性があります。
・互換性のあるシャーシとAパーツの組み換えは認めます。
ex:S1にZERO、VZにVSのAパーツ等

③ギヤについて
・MS・MAシャーシ以外の全てのシャーシに水色超速ギヤの使用を認めます。
・上記解釈により、旧型シャーシでの水色超速ギヤの使用を認めます。
その際ノーマルかそれ以上のギアカバーの対策をしてください。
ex:タイプ系シャーシに水色超速ギヤを使用する等
・ギヤの加工は、穴あけや削り加工とベアリングの内蔵のみ認められます。
・ギヤ比を変える改造は認められません。
・駆動用ギヤは定められた組合せで使用してください。
ただしピニオンギヤについては今大会では公認競技会規則の組み合わせ以外の使用を認めます。
ex:FM-A,ARシャーシに紫ピニオン、白ピニオンを使用する等
ミニ四駆グレードアップパーツマッチングリスト(ギヤ比)

④ターミナルについて
・ターミナルはキット付属品、またはグレードアップパーツを説明書通りに
使用してください。
・ハンダづけや金具の二枚重ね、明らかな変形、メッキ加工等の改造は
認められません。
・ターミナルへの接点剤添付や研磨は認められます。

⑤ローラーについて
・すべてのローラーの外周部分(コースに接触する部分)の追加工やローラー径の
変更、接触面などのエッジを意図的に調整する加工は認められません。
・2段ローラーの上下を分割し、1段ローラーとして使用する加工は認められます。
・850に520を内蔵する2重ベアリング等はは1個として数えます。
・自作のアルマイト加工は認められません。タミヤ既製品のみ認められます。
・プラローラーへベアリング等の内臓をする加工は認められます。
・スタビパーツ等のローラー化は認められません。
ex:大径スタビヘッド等のローラー化等
・620、520等のベアリングをガイドローラーとすることを認めます。
・金属製のスタビライザー、スタビポールの使用は禁止します。
またスタビライザー等を取り付けるビスやナットがコースに直接触れる場合は
車検落ちする可能性があります。

⑥タイヤについて
・タイヤの直径を拡張するための改造(インナータイヤの形成等)にはタイヤまたはホイールとして販売されているパーツのみ使用が認められます。
・タイヤの接地面と非接地面(いわゆるダミータイヤ)にはタイヤとして販売されているパーツのみ使用が認められます。
・タイヤ幅は公式レギュに従い8mm~26mm必要で、タイヤとして一体化した物でなくてはなりません。
・1本のホイールに独立した形でのダミータイヤ等を認めません。
・接着してないダミータイヤは見た目上一体化していれば認められます。
・接地面に接着剤やセメダイン等付着させてはいけません。
・パーツクリーナーによるタイヤのグリップ調整は認められます。ただしグリップ剤等はコースを汚す可能性があるため禁止します。
・接着剤によるタイヤへのコーティング層がタイヤの厚みに対して極端に厚い場合、車検落ちする可能性があります。
・天日干しや紫外線照射によるグリップ調整は認められます。
・タイヤ硬化やグリップ調整の為にパーツクリーナー等に漬け込みさせる加工は認められます。
・ タイヤの直径は公式レギュに従い22mm~35mmまでで
運営で用意した35.01mmにセットした車検用ノギスで測って僅かでも
抵抗がある大きさの場合車検落ちの可能性があります。
・インナータイヤの素材に紙やFRPなどの使用は認められません。

【2】競技コース

下記の規定を満たすコースで競技を行います。
・コースは、ジャパンカップジュニアサーキットの「ストレート」
「45度カーブ」「ウェーブ」「立体レーンチェンジ」「バンクアプローチ20」
を組み合わせたものを使用します。
・コースは、テープにて必要強度が得られるようつなぎ合わせます。
・立体レーンチェンジは、特別な変形・加工をしていない管理の行き届いたものを使用します。また、新品を避け適度に使用されたものを使用します。

【3】競技

・レースは、タイムアタック形式で行われ、タイムにより順位を決定します。
・複数選手のベストタイムが同タイムの場合は、ベストタイムを出したヒートが速い選手を上位とします。これによって順位が決定できない場合は、
ベストタイムの次に早いタイムで順位を決定します。
・競技車のスタートは、タイマーがリセットされていることを確認し、
大会によるスタート了承の後に選手により行なわれるものとします。
・選手はスイッチを入れ、車輪を空転させた状態の競技車を持ち、
合図の後指定のスタート地点より競技車を接地させてスタートさせます。
・投げ込みスタートや押しスタートはノータイムとなる場合があります。
・スタート直前に車体の捻じれ確認の為にマシンを地面に置いたり、
スイッチオフ対策のスポンジを詰めるなどの軽微な行為は認められますが、
レースの進行の妨げ、後続の選手のスタートに遅れが生じるような場合等は
その走行はノータイムとします。
・レース中に競技車がコースアウトおよび転倒した場合、競技車がコースを越え
他のレーンに入ってしまった場合、競技車からボディやパーツが脱落した場合、
故障と思われるスローダウンが発生した場合はノータイムとなります。
・選手の責任に因らないコースアウト発生の場合には、大会の判断により
再スタートを認めます。
ex:脱落した部品等がコース上に落ちていたために発生したコースアウト、
コースコンディション不備によるコースアウト発生の場合など

【4】車体検査(車検)

・すべての競技車はレース前に、各参加者による事前車体検査が行なわれ、
条件を満たしている前提で競技を進行します。
・大会による詳細車検は、走行記録が認められた後とし、
規定に反する部分がある場合はその走行はノータイムとなります。
2回目以降は、タイムを更新した場合にのみ車検を行います。
・レース中はいつでも再車検が行なわれるものとします。
・レースの上位入賞者は、再度モーターの検査及び競技車の詳細検査を受け
入賞確定となります。

【5】失格について

以下の項目にあてはまる競技車、選手は運営の判断により失格とされます。
・他の競技車や手などを傷つけたり、コースを傷めたりするような競技車と
判断された場合。
・他の競技車の走行を故意に妨害するような改造の競技車と判断された場合。
・グリス、オイルなどをコースに付着させ、コースのコンディションを
悪くさせる恐れがあると判断された場合。
・レース中に他の競技車、あるいはコースにふれて走行を妨害した場合。
・大会の指示にしたがわず、レースの運営を妨害した場合。
・そのほかフェアプレイの精神に反し、他の選手や観客に不快の念をおこさせる
行為があった場合。

【6】出場制限

フェアプレイの精神に反し、他の選手や観客に不快の念をおこさせる行為のあった場合には、運営の判断により参加制限させていただくことがあります。
オークション等での加工マシン、加工パーツの売買に関わっている方の
エントリーはお断りいたします。

【7】レギュレーションの変更・改定・確認について

本レギュレーションを予告無く変更、改定する場合があります。
その際には改訂版を掲載しますので、その内容をご確認下さいますようお願いします。
本レギュレーションに関する詳細確認は
rgs.okayama3249@gmail.comまでお問い合わせ下さい。