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HPVワクチンの受け方

こんにちは。

これまで第一回では子宮頸がんについて、第二回ではHPVワクチンについて勉強してきました。

HPVワクチンの効果HPVワクチンを接種しようと思ったらどうすればいいでしょうか。

具体的な接種の流れとしては
① かかりつけ医に相談する(かかりつけ医がある場合)
①自治体のホームページでHPVワクチンを接種できる医療機関を調べる             (かかりつけ医がない場合)

特に、持病がある人はかかりつけ医に必ず相談してください。

もしホームページにHPVワクチン接種可能機関の情報が載っていなければ、直接自治体に電話してください。

ちなみに滋賀医科大学の附属病院の産婦人科でもHPVワクチンの接種を行っています。


②予約をする
HPVワクチンは3種類あり、2価は2種類、4価は4種類、9価は9種類のHPVの感染を予防できます。そのため9価は2価や4価のワクチンよりもかなり高額になっております。

HPVワクチン種類

正直かなり高いですよね、、、

しかし朗報があります!

上の図にもあるように、小学6年生~高校1年生の女子は定期接種になっていて、無料で接種できます。かかりつけ医 と相談の上、自分に合った種類を接種する ようにしましょう。また、ワクチン接種は全3回で、接種する 間隔は定められています。いつ接種すべきか、 いつまでなら無料で接種できるかなどもきちんと相談しましょう。
※高校1年生の3月までに無料で接種したい場合は、接種間隔を縮めることができます。2価は最短で5か月、4価と9価は最短で4か月で接種できます。

接種間隔

③医療機関に指示されたもの(健康保険証や母子健康手帳など)を持って受診する。

接種する人が未成年の場合は、原則保護者が同伴してください。

以上のような流れでワクチン接種ができます。

また、子宮頸がんに対して有効なのはHPVワクチンだけではありません。きちんとがん検診を受けることも、ワクチン接種と同じくらい大切なことです。初期症状が少なく、 ゆっくりと進行する子宮頸がんでは、早期発見・早期治療が重要です。20歳以上の女性は2年に1回の検診が勧められています。子宮頸がん検診は通常1000円程度で行われていますが、実は無料で行われている場合があります。
無料で子宮頸がん検診ができる機会を逃すわけにはいかないですよね。
20歳を過ぎたら、ぜひ検診を受けに行きましょう。


1人でも多くの方がHPVワクチンの接種や子宮頸がん検診で、子宮頸がんの予防や早期発見早期治療につなげていただけたら幸いです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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