遠くに見える工場の煙突から出る煙を追いかけて、汗ばむ額を微かに過ぎる風のタオルを手にした何も無い昼下がり。
くるくると囃し立てる木々の緑と、何も言わないもの静かな空の青さで、生まれたばかりの記憶を赤い太陽に掲げてみる。
白く透き通った新しいページに何色を想う。

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