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ダウ 29934
ナスダック 12379
S&P500 3664
ドル円 103.80

まちまちの展開。
民主党側が前日従来の案より小規模な追加経済対策案を支持する姿勢を示したことに続き、
今日は共和党側から合意に前向きとも取れる発言が伝わったことが相場を支えている。
共和党マコネル院内総務が妥協が視野に入ってきたと発言したことが伝わると朝方ダウは上げ幅を拡大、的を絞った対策案の必要性を改めて訴えたが、民主党側から妥協する姿勢を見せていないと反論したと報じられ、その後は上値の重い展開に。
個別の好材料でテスラやボーイングが上昇しているが、引けにかけて上げ幅縮小。

NEWS

・OPECプラスが来年1月から減産規模の段階的縮小で合意
日量770万バレルの協調減産→720万バレルに縮小
・米、入院患者と死者過去最多
・司法省がFBのVR事業が反トラスト法に違反していないか調査
・イランのザリフ外相は米が経済制裁を解除すれば核合意(イランの核兵器開発の抑止を目的とした)を完全に履行すると述べた

NY市場

ファイザーがサプライチェーンの問題から20年のワクチン出荷目標を半減すると報じられ、急遽上げ幅縮小。
EV関連株見極めが必要
→40年には新車販売の58%をEVが占めるとの予測も。生産、開発に活発に投資。
→新興企業だけでなくGM、Fordなどの大手自動車メーカーもEVと自動運転に投資。

OPECプラスの合意→NY原油は上昇して反応している
減産は不十分だと言われる中で、この上昇の背景としては米の景気期待とWTIの連動性が強い。当面は感染拡大もあり滞る可能性も。

為替レンジ 103.10ー104.70

米国雇用統計の発表が予定されており、結果次第で大きく上下するであろう。
11月は日米ともに株価指数は歴史的高値をつけリスクオンムードとなり、それに釣られてドルも主要通貨に対して大きく売られてきた。
12月には調整局面が待ち伏せているのでは。
→ワクチン開発、実際の普及や効果が出るのに相応の時間がかかる、今後これまで反応しなかったネガティブな材料を織り込み始めるとリスクオフでドルの買い戻しが進む可能性も。
投機筋のドルポジションもショートが積み上がっている。
RSIを見てもドル売りに加熱感が見られる。
ただし、ドルと同様の動きを見せるドル円よりも、ユーロドル等他通貨に対する買い戻しの方がより大きく出るのでは。


株式
レンジ 26700ー26900円

米上昇につられて地合いは良い。一方、103円台の円高というのは重荷になってくるので上値は重い。
ここ3年高配当株、低配当に比べて株価低迷。
売られて高配当利回り化→要因がネガティブな場合はリスク上昇
低配当でも成長株が選好される→株主還元よりも企業の成長性を重視

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