12/2 マーケット

ダウ 29815
ナスダック 12342
S&P500 3660
ドル円 104.30

アメリカでクリスマス前にも新型コロナワクチンの接種が始まるとの観測が高まり、再びリスクオンムードが広がる展開。3指数とも堅調。
S&P500とナスダックは最高値更新ペースで推移。
共和党と民主党議員が超党派でまとめた9800億ドル規模の追加経済対策案を発表し、ムニューシン財務長官が民主党ペロシ下院議長とこの案について協議すると伝わったことも株価の支えに。

NEWS

・サイバーマンデーの売上高、過去最高
・アマゾン ブラックフライデー〜30日までの年末商戦売上、過去最高
・FRBパウエル議長、「経済の持ち直しの動きは鈍化」警戒感を示す
 ワクチン開発も不確実性残る。
 冬の間に、中小企業の廃業増える恐れもある
・年内ナスダック上場を目指すAir bnb 公開価格44−50ドル
 時価総額最大350億ドルに達する見通し
・ISM製造業景気指数 57.5(-1.8)好不況の50を6ヶ月連続上回る
・OECD 世界の実質経済成長見通し 20年 -4.2% 21年 4.2%(21年末にはコロナ前に回復)
・ユーロ圏CPI 4ヶ月連続低下

半導体株の見直し
世界半導体市場統計(WSTS)
21年市場規模が20年から8.4%up 過去最大に
マイクロンテクノロジーも業績見通しを上方修正

NY市場
OECDの見通しは今年は上方修正だが、
今回の景気減速の特徴としてはサービス中心に起こっている
→過去のように財・グッズを中心に起っていれば、今年買わなかった自動車を来年買う→○
 一方、今年のようにサービス中心だと今年行かなかった旅行に来年2回→×
→今年失われた経済成長を来年取り戻すのは簡単ではない

為替

103.80ー104.80
全体としてリスクオン。
対ユーロを中心にドル安継続。

バイデン政権での強いドル政策
→放棄されることもないが、実践されることもない
→バイデンの交際協調路線、イエレン氏のスタンス

金利は歴史的低水準もドル高が進む
→金利低下余地が少ない中、景気やインフレの刺激をするなら通貨安を目指すのが世界的に自然。足元少なくともドル高政策を実施するような状況ではない。
来年通じては一時的に100円割れも想定はしておきたい

株式

26700ー26950円

金利の安定期待を背景としたバイデン&ワクチン相場の株高基調は強い
→日経平均も層固く推移しそう

過去、大統領選挙年と翌年を比較すると、ハネムーンラリー市場と新大統領の蜜月相場に
株高はアノマリーの先読み。
米市場でのリスク先行が外国人の日本株買い越しに繋がり、翌年の前半まで
日経がダウを追いかける形に。
C/Gレシオ上昇により、来年前半まで世界の景気敏感株である日本株高が進むのではとの推測。

途中、ナスダックとS&P500最高値更新

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