童話化ライターしまだあやさんを責めても迷走し始めただけなので、止めておきましょうやというお話。

数カ月前に行政のPR記事でホームレスのおじさんとデートした話を書いて炎上した、しまだあやさんという人がいた。私の感想が下の物。

私の投稿を掻い摘んで述べると、しまだあやさんのライターとしての上手さは、取捨選択と童話化(感動を与えそうな場面のみを取り上げ、汚い物を排除する)事で、単に貧困に関してその手法で描いただけで、「責任」なんて物があるとしたら、行政にだけあるでしょう、という物でした。

ふと見ると、昨日こんな記事が投稿されていました。

内容をまとめると、問題となった貧困エリアで活動している人に、活動の現状と、しまだあやさんの今回の炎上についてどう思うか、というインタビュー集ですが。

このインタビュー集、乗せた意味があったのかなぁ、と感じました。しまだあやさんの文章術である「童話化」の、社会問題に対する体制翼賛的にならざるを得ない体質への直接の言及は少なくとも見て取れず、「しまだあやさんが感じたように書いた結果だから」と優しい言葉が並びます。

しまだあやさんが今後もこういうインタビューを行い社会派ライターになられるのもいいと思いますが、せっかくの童話化ライターとして、貧困問題より醜く、汚い問題を童話化する事を極めていただき、逆説的に社会問題への注意を喚起するのがいいんじゃないんでしょうか。

そもそもの、しまだあやさんへの批判コメントも、大抵が通俗的な正義の御旗に、という程度の物だったと思います。売れるライターとしてはそういう通俗さを真摯に受け止める演技が求められるのかもしれませんが、「童話化ライターしまだあや」というキャラからぶれすぎるのは、そうした童話が好きでしまださんのファンになられた脳内にケシのお花畑が咲いている方々への裏切りでもあるように思います。

しまだあやさんの、童話化ライターとしての今後の活躍をお祈り申し上げます。かしこ。

あなたの心のスキマが埋まりましたら、ソーレッ!エイヤサッ!エイヤサッ!エイヤサッ!あなたのいいとこ見てみたいっ♡エイヤサッ!エイヤサッ!エイヤサッ!