082.「9007」を待った日
絵本屋開業を夢見るおっさん、(自称)絵本作家のれいです!
先日、病院を受診しました。
受付番号は「9007」。
ここ最近、特に思い当たるふしがある訳でもないのに、身体のあちこちの関節が痛んでは治り、また別の関節が痛んでは治るということをくり返しています。
ネットで調べると、当然ですが早期受診を勧める記事が多数。
また「あの時行っておけばよかった」ということが何よりも嫌だったので受診をすることにしました。
待合室の電光掲示板に表示される番号。
3~4人分までの受付番号が表示されるシステムなので「9007」はなかなか表示されません。
しばらく経ってようやく「9007」が表示され、もう少しで診察が受けられることを教えてくれます。
その後一度診察を受けてから血液検査と尿検査を済ませ、再び待合室で電光掲示板を眺めます。
その日は外来患者さんの数がかなり多く、なかなか「9007」も表示されません。
途中、電光掲示板の番号が消えて「急患診察中」の文字が表示され、さらに待ち時間が伸びます。
待ち時間が多いと、どうしても色々なことを考えてしまいます。
待ち時間に読もうと思っていた本も早々に読み終わってしまい、ついつい自分の症状についてネットで調べたりもしてしまいます。
その日の朝、妻と受診の話をした際は「入院したら、院内で一番元気な患者になっちゃうな~」と言う私に、妻は「なりそ~」なんて言ってきて、二人で笑い話をしていましたが、一人になるとさすがに色々な考えが浮かび、また痛みが続いていることもあるため、どうしても気分が沈みがちになってしまいます。
かなり長い時間を過ごし、ようやく「9007」が表示され、再び診察。
詳しい検査結果はすぐには出ないのではっきりとは言えないが、今のところ何か病気につながるような結果は見られないとのこと。
そのように言われて少しは安心しても、やはり痛みがあるので今度はその痛みがある部分のレントゲンを撮ることに。
さっきの待ち時間の間にレントゲンもできたのになぁなんてことも考えながら、すぐにレントゲンを終えて、三度待合室で待ちます。
この時点で既に4時間程経過。
先ほどまでのように長く待つことはなく、しばらく経って「9007」が表示され、レントゲンの結果を聞くと、骨に変形は見られないし骨と骨の隙間も特に異常は見られないとのこと。
詳しいことは検査結果がはっきり出てから聞くこととして、薬の処方などもなく、一週間後の予約を取って診察を終えることになりました。
診察を終えて、会計ができるようになるまで待つ間も、受付の電光掲示板に「9007」が表示されるのを待ちます。
会計も済ませ、 5時間ほどかけてようやく受診が終わりました。
できれば、今回の受診で原因がわかれば良かったのですが、こればかりは仕方がありません。
少しだけ不安を感じながら、また様々な思いを巡らせながら、1週間を過ごすことに。
「9007」を待った日は、「9007」にお世話になった日にもなりました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さんにとって何か少しでもいい気づきが見つかれば嬉しいです!