95 SuperTakumar55mmF1.8

画像1 M42マウントの頃の標準レンズで中古でも安価でたくさん出回っているレンズなのだが・・・アトムである。アトム、いわゆる放射線を発する硝材が使われたレンズの総称。かれこれ40~50年前は非球面も無ければ異常低分散レンズなどももちろん無い時代。レンズを通る度に分解される光を抑える為に研究を重ねトリウムという素材にたどり着いた。だが時はもう既にこの物質たちを排除する時代になっていた。
画像2 最短撮影距離は45cm フィルター径は49mm この後はトリウムから鉛へ、そして硝材を加工する技術へと変わっていく。今でもアトムレンズたちは一味違う描写を紡ぎだしている。