贈り物・戦略

思ったことをつらつらと。

「こんなもの、もらっていいの?ありがとう」なんてことがある。贈り物にはお金に糸目をつけない人が多い。また、贈り物は自分自身が使わないという前提で買うため、意思決定においても全く普段の買い物とは違う。

東アジアでは贈り物は見栄の象徴とされ、相手が貰ってうれしいという点より上げた本人のプライドをくすぐるようなものが好まれたりする。相手が好きかどうかではなく、相手があげた人をすごい、と思うようなものである。

故、価格より見栄やコンテクストが重要視されることが多い商品購入行動である。そう考えると高いものもブランド・イメージを作るとより売りやすい。

そしてこだわりの一点において強みを発揮するジャパニーズ製品はこの分野にめっぽう強い。中華圏の幸せの赤い帽子クッキーや中東でのヨックモックはまさにその代表格。日本国内より圧倒的に価格が高いにも関わらず市場に受け入れられている。

価格勝負をするような場面では勝てないことが多いが圧倒的なこだわりにおいて強みを発揮するのが日本人マインド。


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