おっさんエコノミー

おもったことをつらつらと。

おっさんエコノミーというのは私自身の造語。おっさんによって支配されているエコノミーである。文字通り。おっさんとは何なのだろうか。ここで意味したいことは特定の性別年齢ではなく、男女、年齢も関係なくおっさんになりうるということを言いたい。

仕事の満足度は、複数個存在する。その中の一つが、例えどんな仕事をしようと自分の思う通りに事を運び、自分にフィードバックが返ってくることだと思う。営業だろうと、経理だろうと雑務だろうとマーケティングだろうとなんだろうと、とにかく自分で決めて自分で進めて、自分で結果を受け止める、それが一番の満足度を上げる手段。人によっては勿論違うだろうが。

やりたいこと厨ややりたいこと原理主義者というものが方やこの世の中には存在している。やりたいことがすべてであって、やりたいことを追い求めることが正義という原理主義はここ数十年の日本社会を席巻してきた。就職活動をすれば「やりたいことはなんですか?」テレビや新聞をみれば「やりたいことをおいつづけてきたあの人の美しいストーリー」にみんなくぎ付けである。やりたいことというものは基本的にあるものであって、その前提で人間の行動はすべてきまっているといわんばかりにである。その人たちがいうには、やりたいことをしていれば、人間は幸せということらしい。

そうやってやりたいことをしている人たちをうまく遊ばせているのがおっさんである。おっさんはやりたいことやらせてやるから、とにかく働けという。おっさんにとってはやりたいこと厨は恰好のターゲットである。ポジションや肩書でやりたいことを満たせるとおもっているひとたちをそこにはめて、自分の好きなように動かす。かたややりたいことをやっている人たちはやりたいことやっているのになぜかストレスがたまるのだ。まるでそこでたまっているストレスに気づくことがない。それは自分の思い通りにならないからである。

勿論その中でも自由にさせてくれるここでいう「おっさん」ではなく、素晴らしい人もいる。問題はそうゆう人にばかり当たらない、ということだ。結局どこかでまた自由にできない場所にもどってしまう。

どんな仕事でも自由があることが、やりたいことよりも圧倒的に幸福度を上げると信じて疑わない。(確かにそんな統計的裏付けもあるようだ)

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