【EDH】EDH筋を鍛える
こんにちは、ぱいそんです。
今回はEDH筋についてのお話し。
EDH筋とは
「EDH筋」とは統率者戦をスムーズにプレイするための時短スキルを指す隠語である。私が名付けて勝手に呼んでいる。
EDHの1ゲームあたりのプレイ時間については30分前後を区切りに意見が別れると思う。
1. 1ゲーム1ゲームが大冒険でゆっくりと楽しみたい
2. 限りある時間の中より多くのゲームをプレイすることが全体幸福である
私は圧倒的に2の人間である。より多くのゲームをプレイして、多くのプレイヤーが勝利した経験を持ち帰れる事が全体の幸福だと思っている。時短スキルを磨くことはより良いEDH体験のために重要だ。
今回はEDH上級者を観察して学んだ時短スキルを紹介する。
決して「ルール」や「マナー」では無いのでこれらをすぐに習得できなくても気にする必要はない。MTGのルールには沿わない処理なので正しくプレイしたい人は時短しなくて良い。ただ、皆がEDH筋を鍛えると沢山ゲームができていいなと思っている。
1. サーチの宣言
サーチする予定のカードを宣言し、持ってきた前提でプレイする。
最も効率的な時短である。
例えば
《吹きさらしの荒野》を起動して
《繁殖池》をショックインし
《魔力の墓所》と《耕作》を唱えるとする。
▼時短前
1. 《吹きさらしの荒野》を場に出す
2. 《吹きさらしの荒野》を起動する
3. 《吹きさらしの荒野》を墓地に置く
4. ライフを1点減らす
5. デッキをサーチして《繁殖池》を場に出す
6. ライフを2点減らす
7. デッキをシャッフルする
8. 《魔力の墓所》を唱える
8. 《魔力の墓所》と《繁殖池》をタップする
9. 《耕作》を唱える
10. デッキから《森》と《島》をサーチする
11. 《森》を戦場にタップ状態で出し、《島》を手札に加える
12. デッキをシャッフルする
13. ターンの終了を宣言する
▼時短後
1.《吹きさらしの荒野》を墓地に置きながら《繁殖池》のサーチを宣言
2.《魔力の墓所》をキャストする (横向きに唱える)
3. 《耕作》を唱える
4. ターンの終了を宣言する
相手ターン中に
・ライフを3点減らす
・デッキをサーチして《繁殖池》と《森》を場に、《島》を手札に加える
・デッキをシャッフルする
極端な例ではあるが、序盤の数ターンをかなり短縮できる。
時短前のようなプレイは構築で丁寧なプレイを心がけるプレイヤーが陥り易く、カジュアルゲームであるEDHでは正直求められていない。時短後の乱暴なプレイの方が「EDH筋鍛えてるな」と好感が持てる。
2. マナ能力起動時の宣言
マナを生み出すためにタップした土地の名前を宣言する必要はない。
例えば《イゼットの煮沸場》と《滝の断崖》から《対抗呪文》を唱える
▼時短前
《イゼットの煮沸場》から青赤、
赤を《滝の断崖》で青青にフィルターして《対抗呪文》を唱えます。
(浮きマナを聞かれて) 青浮きです。
▼時短後
青マナ浮かせて《対抗呪文》を唱えます。
非常にスムーズになった。対戦相手はあなたがタップした土地の名前に興味はない。
3.チェインコンボの処理
ソリティアは素早く行う。
例えば
《垣間見る自然》+《大地の知識》+《はびこり》のついた《森》
浮きマナ緑2つから《極楽鳥》を唱える
▼時短前
《極楽鳥》を唱える、浮きマナ1
カードを1枚引く
《大地の知識》で《極楽鳥》をタップする
《森》をアンタップする
《森》をタップする
マナプールに緑4を宣言する
▼時短後
《極楽鳥》を唱えて1ドロー (横向きで唱える)
マナプールに緑4を宣言する
ソリティア中はパーマネントのタップアンタップは控え、増減したマナを暗算すると対戦相手を飽きさせる前にコンボを完走できる。チェインコンボを高速でミス無くプレイするには練習が必要なので一人回しで練習すると良い。
4.大きな声でターンエンドを宣言する
ごく当然なのだがターンの終了は大きな声で宣言する。
「ターン貰っていいですか?」のやり取りは無駄である。
5. マナクリプトは奇数でくらう
6面ダイスをコイン代わりに使う際の偶奇と成功失敗の関係は統一されるのが望ましい。
偶数を成功、奇数は失敗とする。
ぐうすうダメージ
きすうダメージ
奇数の方が1文字短いからだ。
6.リス研レモラは聞かれる前に意思表示する
《リスティックの研究》《Mystic Remora》は払うかどうかの意志表示をしながら呪文を唱える。「相手が誘発を忘れるかも」といった考えは持たなくて良い。EDH筋が強い者同士ではどうせ誘発を忘れない。
他の《息詰まる徴税》などの選択肢がある誘発も同様である。
7.APNAP順ルールを把握する
処理を解決する順番については基本事項なので把握しておくべきだ。
8.多人数戦に関するルールを把握する
こちらも基本事項なので把握しておく。
9.相手のターン中に自分のプレイを考える
次のターンに行うアクションは相手のターン中に考えておく。これは実戦の中でしか鍛えられないスキルなので、他のスキルを身に着けた後に実戦で練習を積んでほしい。
10.戦局が変わるカードはゆっくり唱える
ここまで時短の話ばかりしたが、通ると戦局が変わるカードは逆にゆっくりと対応を聞きながら唱える。巻き戻しを引き起こさない事もゲームをスムーズに進める上て重要である。しなやかなEDH筋も必要なのだ。
まとめ
今やEDHはマジック最大のフォーマットになり、コロナが明けた頃にはイベントがどんどん開催されるようになるだろう。
「EDH筋」を鍛えれば皆でより良いプレイ体験を享受できると思うので是非時短テクを身につけて欲しい。
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