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リスアニライブ2024のMyGO!!!!!が今までと違った話

2024年1月28日。今回のセトリはこれ。

(アニソン)フェス参加はアニサマ、アニマックスに続き今回で3回目。
彼女らの今まで全ての出演シーンを見れているわけではないが、リスアニライブ2024はこれまでと明確に違った。

これを言うと失礼でファンに怒られるだろうとあまり言及することはないのだが、渋谷duoで行われたMyGO1stに参加した時に私は「このVo.で本当にいいのだろうか」と薄っすら思っていた。
特徴的で、心に刻まれるような声質ではあったが、バンドのボーカルの迫力というものが欠けているのではと感じたからだ。

ただ、バンドの総合的なバランスとしてそれはうまく噛み合っていて”ああ、いいバンドだな”と思っていたので気にすることではなかったし、だからこそ殆どのライブに足を運んでいる自分がいた。

だが、今回のリスアニライブ2024の出演は明確に違った。

1曲目迷星叫の青木さんのイヤモニトラブルをなんなく立て直し、2曲目壱雫空とアニメで披露された曲を続けていく。
アニメで披露された曲はフェスでなんぼやってもいいですからね。

そして、ターニングポイントが訪れた。
高松燈(羊宮妃那)のオーラが、3曲目の影色舞に入る前のMCで今までと大きく異なったのだ。
あの日影色舞に入る前の高松燈のMCは確かに、完璧に”パンクバンドのボーカル”としてステージに立っていた。

いつかサンボマスターの”世界はそれを愛と呼ぶんだぜ”をカバーして欲しいなどと言っていた反面、その迫力にはまだ届かないかもしれないとも思っていたが、リスアニライブのあの日の高松燈には明確な説得力があったと思う。
今ならいける、いってくれ。

気合の入った高松燈のその煽りはバンドも、観客も巻き込んで大きなうねりを生み出し今までで最高の”影色舞”となっていた。当然その後に続く2曲も。

リスアニライブではライブ披露後にトークがあるのだが、そこで羊宮さんはMyGO!!!!!のバンド活動で私が見る限り初めて人前で涙を見せた。
(お渡し回とかは行ってないのであったらすみません。あと個人的にすぐに支えに行った小日向さんとの強い絆を感じた。株式会社Sはいい子ばかりの事務所です。)
その思いが武道館に対する特別な思いだったのか、なんだったのかはただの1ファンには計り知れないことではあるが、その日のMyGO!!!!!は何か本当に特別だったと感じられた。

ただ、個人的にはAveMujicaの1stライブが前日にあり、彼女らはたった2回しかライブをしていないにも関わらずあの完成度からくる焦燥感とこの日、出し切れた達成感みたいなものはあったかもしれない、と。
思えば当時Roseliaのライブを目の当たりにした愛美にもそれはあった。

バンドの聖地、武道館とは言われるが、バンドリキャストにとって武道館に立つというのは私が思うより本当に、もっと、特別なのかもしれない。

なので、断言できる。
武道館を経た今年の彼女たちは絶対に強い。
より、一時も目を離せない存在になったはずだ。


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