父親がまさかの◯◯…債務者まろまゆの話(後編)

まろまゆの父親に電話が繋がった。素直に娘の借金を返済するのか、弁護士だけに返済しないと強気にくるのか。

どんな対応になるかと思ったが、意外なことに父もまろまゆと連絡がとれずに困っていたそうだ。電話口で、父母揃って娘であるまろまゆの情報を私に聞いてきた。

一通り話をしたあと、借金は親が返済してくれるようになった。返済をしたことの証明書を送ってきたので、記入して送り返し、お金を回収して無事終了。

推測にしかならないが、まろまゆは弁護士という厳格な(?)家庭に育ったので、反抗して家出したのかもしれない。26歳だったし、資金もなかったはずなので大学生というのも設定なんだったんだろうと思う。

母親は、まろまゆに仕送りだけでもしたいからと私に口座を聞いてきた。連絡は全て拒否されているらしいので、
「振込名義人を『シンパイシテイマスレンラクシテ』などとすればメッセージになるのでは?」
とだけアドバイスした。

これで、最も品のあった債務者まろまゆの話は終わり。

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ちなみに、債務者の職場に電話した場合、
①嘘である
②辞めている
③職場の人が対応したくないので「そういう人はいない」と伝えてくる
のパターンが多い。が、自衛隊だけは上官が指導してくれる(笑)

2度ほど、北海道の陸軍だか空軍だかの基地に連絡したことがあるが、1回目は男上司が(上司の携帯から本人に)電話をさせてきて、謝罪とともに返済。

2人目は、女の上官(若そう)が、返済計画や生活指導まで含めて本人に伝え、計画通りに返済。

自衛隊の業務を妨害して申し訳なかったけど、国のやってる仕事だから断られそうだったのに借金返済に協力的だったのは意外だった。

これから、貸付は自衛隊の人にしよう(嘘)

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