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脳内デバイスがハッキング被害、記憶障害の被害急増

脳内に埋め込むことができる電子デバイス「クラニアル」のハッキング被害が増加している。2082年5月、米州連合政府が緊急事態宣言を発令してからすでに半年が経過したものの、対策は後手に回っている。

脳内デバイスは、過去の記憶を補完したり、脳の障害を補うことのできる装置。米スタートアップのウィスラーが2075年に発表してから様々な企業がデバイスを開発してきた。

しかし2082年3月以降、何者かによってハッキングされ、正常な機能を奪われるケースが増えている。ハッキングされた人々は、一部の記憶を失ったり、再生不能な障害を起こしたりしている。

被害者たちは、医師からの支援や、メーカー各社の対応を待つことになっているが、解決策は未だ見つかっていない。

脳内デバイスの専門家たちはセキュリティの強化に取り組んでおり、ハッキングの防止策を開発中であとしている。デバイスの利便性とセキュリティ確保という難しいバランスをとることは容易ではなく、今後もこの問題が続く可能性がある。

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