子どもで夢を叶えたい夫
2年前に始まった娘の不登校。
娘の不登校に向き合うよりも、夫の対応に神経をすり減らした私です。
夫は、育児は全くしてこなかったのですが、長女が5年生の終わり頃
「やっと、俺の出番がきた」
というセリフとともに、娘の中学受験勉強に口を出すようになりました。
難関中学に入れて、難関大学を卒業し、社会的地位の高い仕事に就かせる。
それが、夫の夢らしいのです。子どもはこれから中学受験なのに、大学の医学部の学費を調べたり、どの学部がいいか、調べたり。それが夫の楽しみになっていたのです。
学歴が何よりも大切と考える夫にとって、不登校なんて、理解できるはずありません。
そして、高校に進学し、また不登校になり、来月から通信制高校へ転学。
学力至上主義の夫は、娘を理解を示しつつも、お腹の中では、違うことを考えています。
今から、猛勉すれば、偏差値の高い大学に入れる。
まだ、あきらめていません。
昨日、夫からメールが来ました。
「塾代は出すから、娘に勉強させて」
「俺の焦りをわかってほしい」
娘が、どんな気持ちでいるか、なんて聞いてきたことはありません。
いつも、自分の望みだけを伝えてきます。
娘は、父親の支配から逃れたいという気持ちから、心を病んでしまったというのに。
それを、夫は
「娘が弱いのがいけない」
「そんなふうでは、社会でやっていけない」
娘に寄り添う気持ちはありません。
そんな夫に、数ヶ月ぶりにあいます、心療内科で。
夫は、自分のなにがいけないのかが、わからないそうです。
学歴は大事なんだ。自分は、正しいことを言っているのに
なぜ、理解されないのか。
夫は、小さいころ、親に放っておかれたそうで、幼稚園もお金がなく、年長しか行けなかったそうです。家族で外食したり、出かけたりもなかったそう。生い立ちが不幸だったと、夫は何度も口にしたことがあります。
みじめな思いをしないためにも、学歴は必要なんだ!
という主張はわかります。
でも、子育てを全くしないこと、子どもの進路を親が決めてしまうこと
怒ることで勉強をさせようとすること とは、話が違うと思うのです。
そこが理解できないので、夫婦で意見が合わないのです。
夫がたった一度、心療内科に行ったところで、何かがかわるなんて思えません。
行かないよりは、まし。そんなところでしょうか。
期待せずに行ってきたいと思います。
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