見出し画像

ゴスペラーズ『Goodbye』から着想した掌編


あなたとはじめて迎える時間
こんなに朝陽が眩しいなんて
重ねた手をぎゅっと繋ぎ直す

隣で星座を見つめながら
ふたりが出逢えた意味を探す
これが運命だなんてはしゃいで

嬉しい 嬉しい あなたから
貰った言の葉数えよう
あなたが旅へ赴いても
心細くならないように

あなたを待ちわびる夕暮れ
会えると指切りしていても
目の前にいないと切なくて

寒さに独りで目が覚める
かじかむ手足の冷たさより
心が凍てつきそうになる

寂しい 寂しい あなたなら
この距離さえも飛び越して
どんなに遠く離れても
かえってくると約束して

*************************
*************************

ゴスペラーズ

Goodbye

安岡さんのソロ曲「フランネル」がリリースされたので

それに合うような話を考えたかったけれど無理だった
ハッピー系の話ってどうも思いつかないな
なので四季が出てくる繋がりでGoodbyeで。
四季といえばいま大河ドラマで紫式部の話やってるから、そこに出ている清少納言の枕草子リスペクト?も込めて(いるつもり)。

でも相変わらずのクオリティ。
あと「どんなに遠く離れても」は永遠にのパクりっていう。
「出逢えた意味」あたりはコーリングだし。
菲才なもので。



画像は内容と全く関係ないかも…「季節」で選びました。ごめんなさい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?