ゴスペラーズ『Goodbye』から着想した掌編
あなたとはじめて迎える時間
こんなに朝陽が眩しいなんて
重ねた手をぎゅっと繋ぎ直す
隣で星座を見つめながら
ふたりが出逢えた意味を探す
これが運命だなんてはしゃいで
嬉しい 嬉しい あなたから
貰った言の葉数えよう
あなたが旅へ赴いても
心細くならないように
あなたを待ちわびる夕暮れ
会えると指切りしていても
目の前にいないと切なくて
寒さに独りで目が覚める
かじかむ手足の冷たさより
心が凍てつきそうになる
寂しい 寂しい あなたなら
この距離さえも飛び越して
どんなに遠く離れても
かえってくると約束して
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ゴスペラーズ
Goodbye
安岡さんのソロ曲「フランネル」がリリースされたので
それに合うような話を考えたかったけれど無理だった
ハッピー系の話ってどうも思いつかないな
なので四季が出てくる繋がりでGoodbyeで。
四季といえばいま大河ドラマで紫式部の話やってるから、そこに出ている清少納言の枕草子リスペクト?も込めて(いるつもり)。
でも相変わらずのクオリティ。
あと「どんなに遠く離れても」は永遠にのパクりっていう。
「出逢えた意味」あたりはコーリングだし。
菲才なもので。
画像は内容と全く関係ないかも…「季節」で選びました。ごめんなさい。
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