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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編を鑑賞した話

月曜日。
なんとダルい曜日なんだろう。
ましてや土日は片道3時間かけて実家に帰ってタイヤ交換したり、酒も飲まずに寅さん見たり、全然休んだ気がしないというのに。
そうだ、せっかくだから仕事休んで鬼滅見に行こう!
そんな思いつきから、午前中は原神をプレイし、午後から映画館に出かけました。

早速チケット購入。メンズデーで1200円。安い!…のか?
周りの客を見ると50%が小学生。40%が付添の親。9%がカップル。残りの1%が一人できているオッサン(わたし)っていう構成。
小学生に人気だとは聞いていましたが、まさかこんなに人気だとは・・・ってか今日小学校休みなの???
小学校4年生くらいの女の子3人だけで来ているグループもあって、大丈夫なのかなと思いました。(鬼滅はPG12)まぁ鬼滅を見るとは限らないけど・・・
こんな感じだと少しは予想してたので、さすがに鬼滅Tシャツを着ていく勇気はなかった…絶対小学生に指さされるじゃん…
チケット購入後はMサイズコーラを買って雰囲気を楽しむ準備は万端。入場開始とともにシアターに入りました。

コロナ対策で1席とびに座ることになっているので、両隣誰もおらず、肘掛け使い放題。とても居心地良し。しかも今回は前が通路になっている席をとったので、足も伸ばし放題。最高かよ。
そんなわけで寝ちゃいそうだなと思いながら映画を見始めました。
CMでアークナイツ流れるってツイートを見たことあるので、あるかなとワクワクしてましたが、残念ながらなかった。
かわりにエヴァのCMが流れてましたが、絶対これ本編に使わない映像じゃないかと怪しんでおります。
ポケモンのCMとドラエモンのCMで既にちょっと泣きそうになるも、(泣くにはまだ早い!)と我慢。

 ・初見完全無視のストーリー
「当然アニメは全部見てきたんだよね?」と言わんばかりに、アニメの続きから唐突に始まる本編。「見たことない人のために一応説明するけど~」というのが一切ない。子供に付き合わされて見に来た鬼滅を知らないパパママとか意味わからなくて爆死しただろうな。イビキ聞こえてたし。
そもそも、旧エヴァとかあの花とかの「アニメ版をまとめました!売れたら続き作ります!」みたいな映画はいらないのよ。ガチ勢は「続きが見たい」で来てるんだから。「見たことないけど面白そう」で映画を見る人はもはやいないでしょ。やはり映画はこうあるべきだね。

・背景も人物も戦闘もめっちゃキレイで音が大迫力
やはり映画館の醍醐味とも言える大きなスクリーン。それでもきれいな画質。漫画ではいまいち分かりづらかった戦闘もキレイだし音もでかいし、まぁ一言で言って最高でした。

・漫画版よりじっくり丁寧に描いている
漫画だとサラーっと読み流すような感じで読んでしまうけど、映画だとすごく丁寧に描写してる。今回の映画の範囲は漫画版の54~66話だから、たった13話を2時間でやるという丁寧さ。素晴らしい。

 ・泣きポイント多い
映画見る前は「どうせ煉獄さんが死ぬところで泣かせるんだろ」とタカをくくってましたが、炭治郎の夢で既に泣かせてくるというスーパープレイ。その後、煉獄さんが死ぬところでももちろん泣き。ちゃんとバスタオル持っていけばよかったねぇ・・・余裕こいてたわ・・・

 ・視聴者のキッズがお行儀良い
こんなに子供ばっかりだと上映中もうるさいのかなーと思ってましたが、みんな静かにお行儀よく見てて偉いなって思いました。さすがちびっこ鬼殺隊である!!!(オジサン脳)

 ・子供の影に怯える
2時間という長丁場、座りっぱなしでコーラを飲みながら映画をみる。耐えられるか心配だったけどわたしは大人なので耐えられましたが、子供だとトイレ我慢できないよね。というわけで上映中、静かにトイレへ向かう子供が数人いたけど、真っ暗な劇場内で普段見慣れない大きさの影が音もなくピューって目の前を通っていくとすごいびっくりする。(うあぇ!なんじゃいまの!幽霊!?・・・あ、子供か・・・)って。スクリーンに集中してるから、なおさら視界の端っこで素早く動く影は心臓に悪い。

 ・アカザがカヲルくん
アカザの声を聞いた瞬間「あれ?エヴァの公開は来年では?」と思うレベルで石田彰だった。ちょっと笑った。

・炭治郎の手
ぜひじっくり見てほしいけど、炭治郎の手が「つらい修行を乗り越えた手」をしてて感動した。

 ・煉獄さんは鬼殺隊最強では?
鬼滅ファンの間では岩柱が最強っていうのが定説だけど、もしかして煉獄さんのほうが強かったのでは、と思うレベルでかっこよく描かれている。
(煉獄さんに痣が出て、赫刀になっていれば1人でアカザ倒せたのでは・・・)と思わずにはいられない。
ツイッター界隈では「煉獄さんの顔に付いてるのは血ではなく痣」と言う人もいる。さらに言えば煉獄さんの日輪刀は「燃えるような赤色」であり、知らない間に赫刀になってても気づかない、という可能性もある。アカザの首を半分切るところまでいったのは執念だけではないだろう。しかしながら、アカザの再生能力が変わらず早いところを見ると、完全な赫刀ではないと思われる。痣、なりかけの赫刀。もしも日の出があと少し早ければ煉獄さんは生き残れた。そしたら訓練をして痣と赫刀を我が物にし、最終決戦でアカザをタイマンで倒していたかもしれない。見てみたかった。

・今後どうなる?
先に単行本最終巻が12月4日に発売になる。そして噂ではテレビ2期では、と言われている。
無惨によるアカザへのパワハラ、無限列車編で負った傷の治療、煉獄家へのお礼参り、怒りの鋼鐵塚襲来、遊郭編。
あいもかわらず「テレビ版と映画は見てきた前提で進めていくよ」というスタンスでぜひお願いしたいものである。子供につきあわされているお父さんお母さんもこれを機に漫画全部読んでみたらいいのではないでしょうか。

 ・映画の後は
煉獄さんのお通夜をする必要があります。かつては力石やラオウが死んだとき葬儀が行われたことがあります。ビールとお寿司で個人を弔いましょう。

 ・結論
予習必須な映画なので、実は敷居が高い。でも予習済みの人なら絶対に見るべき。このビッグウェーブに乗るしかない!
予習してない人は、予習していない状態では絶対に行かないでください。もったいない。予習してから行ってね。
ただ単に「流行している」を超えたものがありますね。ぜひそれを多くの人に感じてほしい。
今回、改めてUfotableの凄さを感じた。鬼滅の刃はアニメ放送がきっかけでバカ売れしたからね。もちろん漫画だってストーリーは面白いし、どんどん人死んでいくし、非常に面白い。けどそれをより多くの人に周知させたのはアニメがきっかけだからね。アニメガチャでURひくとこうなるんだなぁ・・・って思いました。
今夜も無限列車編の復習をして、遊郭編の予習をしたいと思います。

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