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転職フェアが、移住の主戦場に / 原田曜平『寡欲都市TOKYO』(9月22日)

■転職フェアが、移住の主戦場に

福島移住をすすめる上で、一番の関心は「仕事」になります。センターではこの一年間、移住者むけの仕事の発掘と発信をもっとも重要な仕事の一つと位置づけて推進をしています。ようやく100以上の求人をストックできていて、全国各地での転職フェアに積極参加しています。その模様を、レポートしていただきました。

ポイントは下記の通りです。

・8月に新宿で開催された「マイナビ転職フェア」では、453人の来場者の中から55名がブースを訪問
・「地方には仕事がない」というイメージが強く、100件以上の求人を紹介すると関心を強く持たれる
・その場で福島の求人企業とのオンライン面談も実施
・都会で活躍していた人が地方でも求められる傾向
・福島国際研究教育機構が今後設立されることもあり、先端企業求人が増加の見込み

 転職フェアでの福島移住への関心がおもった以上に高かったこともあり、今年は昨年の倍以上の出展をしています。本日9/23の東京国際フォーラムのマイナビ転職フェアに出展しますし、新潟、埼玉、名古屋にもでていきます。

地域や福島への転職をつうじた以上に関心ある方は、ぜひ参加頂ければ幸いです。

■原田曜平『寡欲都市TOKYO』

「若者の「成長したくない」、それは多重の意味を内包する「欲が少ない」ということでもあります。寡欲な若者がもっとも居心地がいいと感じる都市、それこそが「寡欲都市TOKYO」というわけです」p204
「私が若者に「チルい」的な機運を感じ始めたのは、2013年頃です。当時私は「さとり世代」という言葉で若者たちの気分を言い表しました。出世欲や物欲がない。恋愛に興味がなく、旅行にも行かない。大きな夢を抱かず、身の丈にあった地味な生活消費を心がける若者たちのことです」p122

原田曜平『寡欲都市TOKYO』

「ヤンキー経済」等の言葉を生み出したマーケターによる一冊。現代の若者が消費意欲がすくない「寡欲」になりつつあり、そうした寡欲な世界中の若者にとって、東京が過ごしやすい都市として注目されていると指摘しています。

 可処分所得が低くなっていることや将来への不安が消費低下の要因だとおもっているので、実際に若者の消費意欲そのものが減退しているのかは意見を異にします。ただ、円安もあり東京が世界の都市の中でもとりわけ費用対効果高く過ごせる街になっているのは事実でしょう。

 鎖国も解かれ、再び海外からも日本に外国人が訪れはじめます。福島でも外国人の移住も考えていく必要があります。 


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