自暴自棄
知らない人間からの攻撃が1番の恐怖であるが、知っている人間、近しい人間からの気持ちの悪い発言にはもう心が死んで慣れてしまってもいる。ホモソやミソジニーを容認してしまっているのだろうか。キモいなと毎回思って顔を曇らせるだけ。もうずっと心が死んでいる。汚れている。
電車で2ヶ月に一回は確実に嫌な目にあう。もはやここまでくると私が原因なのだろうか。弱そうにしているからいけないのか。金髪で強そうな友達は一度も怖い目にあったことがないという。やっぱり自己防衛のために強そうな服装でいるべきなのか。
私の大好きな人は絶対そんなことをしないとか、言わないとか考えている。大好きな人の特別になれたらいいなと薄く思いながら、ゆらゆらと過ごす日々。好きな期間が長すぎて、特に何かを彼に求めることはない。求めるとしたら、彼が幸せでいてくれたら私も幸せだ。
それとは別に私はお互いに大事にできる対象が欲しい。
もう無理だ。今から出会った人を短期間で信用できるわけなんてない。いつだって警戒している。
なのに、なのに、また全然知らない人とパートナーの関係を結んでしまった。『枯れ葉』を見て憧れていたんだ。突発的で確信的な愛に。この人とわかりあえたらいいなと思いながら。苦手なりに向き合う努力をするが、私には何か欠落しているし、どこか心に穴が空いていて心が死んでいくだけだ。そして自己嫌悪に陥り別れを告げる。別にその人のことが嫌いなわけではない、むしろ居心地の良さとか、好きなところは山ほど出てくる。でも結局信用できずに別れを告げる。もうなんだか、よくわからない気持ちになる。悲しい。人を信じれないのが悲しいし、何かを求めてしまうのも悲しい。
人を信じきれないで切ってしまうたびに、大好きな人のことを思い出して心を落ち着かせる。大好きな人はおまもりだ。
私の弱さ故に。私が強かったら全て解決していることなのに。
強くなりたい。
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