武侠マスター・マックスと再会
なぜ武侠ものに惹かれるのか考えていたら、中学校教科書にあった中島敦の「山月記」が不意に。
マックス・チャンの新作「異境の狂刃」を鑑賞。
中国百度の動画配信iQIYI(アイチーイー)で、配信された模様。もはや、製作もなのか、いわゆる映画館で公開されたのか、さっぱりわかりません。
主演の張晋が、「マスターZ」のマックス・チャンと気づいたのは、武具を開封するあたり。
昭和のチャンバラ好きには普通の物語でした。普通の、は賛辞です。正月にドニー・イエンの武侠映画を観たので、因縁を感じました。
ドニーは英雄の雪冤逃避行でした。マックス・チャンは零落した剣豪将軍が皇太子の遺児を母子ともに城から脱出させる物語。彼は「マスターZ」同様再起して観る者を喜ばせます。こうした期待をそのまま映画化します。
映像はなんだかいじりすぎてアニメのようでした。ただ冒頭の炭を焼くシーンや木炭を使ったアクションは好印象。全体的に谷垣アクションよりクドクなくて好い。マックスくん自身が指導しているのかも。
チャンバラなので、敵役はバッタバッタと斬られて死んでいきます。が、あくまでチャンバラのレイティングの範囲でしょう。夜間を含め暗い中でのアクションが多く、魅力的な敵役たちが見えづらいところもありましたが、70年前の日本のチャンバラを観ているようでした。
21世紀の武侠アクションは、マイブームのひとつになりました。
えーっ、チャンバラって何?検索して。