笑うバロック(386) アイドルを探せ 愛を知るドロテア
わたしはビオラ・ダモーレといえば彼女しか知りませんでした。なぜならかなり早い時期から、ビオラ・ダモーレを中心にしたレコード録音をしていたからです。こういう人に限って、なぜか資料が少なく、写真もなかなか見つかりません。
ビオラ・ダモーレには協会が存在しました。今年はラトビアで国際会議が予定されています。民族楽器として命脈を保ちながら生きながらえたので、かしら。わたしの記憶がたしかなら、マイヤベーアの「ユグノー教徒」やマスネ「ノートルダムの曲芸師」などでも使用されています。日本語で書かれたものはほとんどなく、ガース・ノックスなどもインタビューでは触れていません。古典派以降、ヒンデミットあたりまではミッシングリンクみたい。
怪しげついでに、ラミレス氏の記載の中のレフラーなる作曲家。ウィキによると----。メーテルランクに基づく交響詩《タンタジルの死》は、「イタリアのハロルド」のような曲らしい。
「タンタジルの死」も録音があります。ジェニー・ハンセンなるビオラ・ダモーレ奏者がクレジットされています。しかし、このハンセン女史もまたなかなか写真が見つからない----。
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