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笑うバロック(611) 笑われるバロック「趣味はクラシック音楽鑑賞」と

先日自己紹介に「趣味はクラシック音楽鑑賞」と堂々と書いてしまいました。
昔は、謙虚にただただ練習していました。
下手でも、とにかく録音してビデオレターのように贈ってしまえ、年寄りになって、羞恥心がなくなり、ポンとお祝いが贈れるお金もなくなり、でもそうして切羽詰ると、エイヤとできるモノですねえ。
全くお粗末この上ない。
種を明かせば下記のようなカラオケ音源が昔からポツリポツリとでていたのです。もちろん今はネット時代。健全に楽しんでいます。

1990年代に秋葉原の石丸電気で見つけたと思います。
ヘンデルの4つのソナタは、リコーダー用のト短調、イ短調、ハ長調、ヘ長調でした。
でもCDプレイヤがあれば、カラオケの練習のようにできました。
ちょっとセンチメンタルなト短調がもっとも演奏しやすいのですが、お祝い向きではないのです。
もっとも穏やかで明朗な、しかもリコーダーには得意なヘ長調ソナタが思いのほか難易度高しでした。

ブロードサイドバンドのジェレミー・バーロウのフルート、ドリアンでギターのCDをだしていたエド・フラワーの楽譜付きカラオケCD。銀座の山野楽器かどこかで2000年ころに見つけたように。
グリーンスリーブスなどと共に、今では伝バッハとされるBWV1033のハ長調ソナタが含まれています。
これも晴れやかなのに難しい。メヌエットは音域はf管アルトリコーダーで可能なのですが、これまたアマチュアには難物。

ジブリはずっと探していたのですが、2011年に江崎浩司氏が楽譜と同時に出版して入手しました。なんとかできたのがナウシカとラピュタでした。ラピュタの歌も短調。宅急便とかさくらんぼの実る頃も練習しましたがなかなか難しい。
この編曲は基本2声部プラスピアノ伴奏。それらしくソロに聴こえる様に、楽譜を手直しして旋律だけ吹くようにしました。

「忠実な羊飼い」は、下記のユーチューバーの方に感謝です。できそうなものだけ選んで練習しました。

最後に。
独奏のリュリの「トルコ人の儀式」はパブリックな楽譜から一番上の声部だけ演奏しました。
パートナーができたコーヒー屋さんに贈りました。バッハはブリュッへン編のもの。アイスクリームの歌に似ています。
ヘンデルの「シバの女王の入城」はフルート二重奏編曲の楽譜から切り貼りして作りました。生まれた子供にシバの女王にあやかって命名した方にお祝い代わりにしました。この切り貼り、アルトリコーダーの変ロ長調の運指の練習にちょうど良いものができました。3、4回続けて練習するとどんどん指がもつれてきました。それでも、名だたるバロック名曲集には必ず含まれている、いわゆる名曲です。贈られた人は聞き覚えがなくても、いずれどこかで出くわすでしょう。


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