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便利になったはずなのになかなか観られない映画

ある方のnoteを拝読して、ふと思い出した1本の映画があります。
「プロヴァンスの恋」(1997年日本公開)といいます。
かなり古臭い騎士道物語。いま大河ドラマを鑑賞していると、なにやかや日本は抑圧の少ない国ではないかと、感じてしまいます。
映画はコレラ禍の南仏の話。
「木を植えた男」のジオノ原作。日本では「木を植えた男」はバブル期に公開されました。
そして、バブル崩壊後メイルの著作で南仏プロバンスの風物やら旅行やらが大流行しました。
わたしは、1991年「めぐり逢う朝」を観て、ヨーロッパの映画を気にしている時期に薦められ鑑賞しました。
様々な意味で、体力あるものが生き残る疫禍の物語。ヨーロッパの白人種がそうやって生き残ってきた、体力あるものの末裔と感じました。身体自身が病気に打ち勝つまで、動く心臓を持っている者だけがヨーロッパで存続している人びとなのです。

こんなに便利な時代になったのに、簡単に鑑賞できません。安易に人にも薦められない。所有していたdvdは誰かに貸したまま戻ってきません。
ネットが発展して、もっと安価に映画鑑賞ができるのかしら、と期待していたのですが。なんだか統制されているような気がしてきます。

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