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笑うバロック(628) E・ナカミチ財団に助成してほしい


現在日本音楽コンクールに名を残す「E.ナカミチ」。ここでは賞ですが、賞金50万円は財団が拠出しています。

財団はというと。
カルバーシティに存在するみたい。

財団の歴史1982 年 11 月 10 日に中道悦郎氏が亡くなった後、E. 中道財団は、80,837 ドルの現金寄付と、当時の日本の店頭市場で 5,182,461 ドル相当のナカミチコーポレーションの普通株によって資金提供されました。
日本人によるカリフォルニア州でのこの規模の非営利団体の設立は前例のないことです。このため、日本の税務当局から適切な税務処理を受けるまでに約 3 年かかりました。
財団は、1985 年 2 月 7 日に 501(c)(3) 非営利団体として活動を開始し、1986 年に最初の助成金を提供しました。
運営の最初の 30 年間、財団はバロック時代の音楽演奏の支援を強調しました。2016年、財団はクラシックおよびロマン派時代の作曲家による音楽の演奏に支援を移しました。

こうした団体はイグノーベル賞とかゴールデンラズベリーといったユーモアには欠けます。
最近では、アメリカ出身またはゆかりの音楽家のプロフィールに名前が刻まれるのみ。

UCLA音楽学部は、6月23日から29日までウェストウッドキャンパスで初のE.中道バロック音楽祭を開催します。
このフェスティバルには、6 つのコンサート、5 つのリサイタル、パネル ディスカッション、ワークショップ、論文の発表、展示が含まれます。
E. Nakamichi Foundation からの 400,000 ドルの助成金によって資金提供されたこのフェスティバルは、ボストンアーリーミュージックフェスティバルをモデルにしています。
指揮者のクリストファー・ホグウッドは、6月24日と25日にロイス・ホールで18世紀ベネチア音楽の2つのプログラムを指揮します。
ジェイムズ・リッチマンは、6 月 28 日と 29 日にロイス ホールで開催されるラモーの「ヘーベの祭典」のリバイバルで、コンセール・ ロワイヤルとニューヨークバロックダンスカンパニーを率います。
登録料は、すべてのコンサートとフェスティバル アクティビティへの入場料を含めて 90 ドルです。 音楽イベントのシングル チケットを購入できます。 情報は (213) 206-1665 で入手できます。


1988年5月ニューヨークタイムズ記事
E. NAKAMICHI BAROQUE MUSIC FESTIVAL: ロサンゼルス、6 月 22 ~ 26 日。「UCLA の隔年シリーズ」の第 2 弾。ニコラス・マギーガンは、ジュディス・ネルソン、ジュリアン・ベアード、ドリュー・ミンター、デヴィッド・トーマス、ニューヨーク・バロック・ダンス・カンパニーと共に、ステファノ・ランディの画期的なオペラ「イル・サンタレッシオ」を上演します。他のパフォーマーには、フレデリック・ハモンド、ポール・オデット、スタンリー・リッチー、ダニエル・ステプナーが含まれます。

日本のバブル期のメセナの典型のようにも感じられます。

そういえば、わたしのチラシファイルにも「E.ナカミチ財団プレゼンツ」のチラシ1葉。

では、そもそもの話。
ごく最近ナカミチの本業の冊子が出ました。

発足から30年間はバロック音楽に貢献したナカミチさん、こんな意味のわからない趣味の書き込みを助成してはくれないでしょうね。



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