J・G・グラウン作曲ビオラ・ダ・ガンバ独奏のための協奏曲イ短調GraunWV A:XIII:14 録音3例目

よおく検索してみたら、イ短調協奏曲の楽譜が。2008年刊ビットリオ・ギエルミとコンタディンのエディションとなっています。バイオリンとビオラ(またはガンバ)のためのハ短調(Concerto in do minore GraunWV A -XIII -3)、イ長調(Concerto in la maggiore GraunWV A -XIII -11)も出ています。より演奏会にかけやすくなった、かも。

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ウルバネスの動画をいれると4例目。ギエルミとも活動しているイタリアの奏者なので、ギエルミの校訂譜かしら。カデンツァはギエルミの録音とは違います。ソロとオケのバランスは良好。ギエルミが音で披露し、後続の奏者にとってレパートリ化が進みました。その後ウルバネスの映像も見られるようになり、鑑賞する側にとっても、ガンバのビルトーゾ協奏曲の代表の一つに。

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勝者よ帰れ~ヴィオラ・ダ・ガンバ協奏曲とカンタータ集 

ドイツの作曲家ヨハン・ゴットリープ・グラウンのカンタータとヴィオラ・ダ・ガンバ協奏曲。ヴァイオリンの名手と知られたグラウンですが、ヴィオラ・ダ・ガンバを弾きこなしたという記録は残っていません。しかし彼はこの楽器が活躍する作品を27曲も残しており、とりわけ協奏曲では、奏者の技巧に挑戦するかのようなパッセージが含まれており、グラウンがガンバの演奏技法に習熟し、高い関心を持っていたことをうかがわせます。
このアルバムには、協奏曲の他にヴィオラ・ダ・ガンバの壮大なソロ・パートが現れる2曲のカンタータを収録。これらは、当時最も名を馳せていたメタスタージオのテキストを用いたイタリア式のソロ・カンタータであり、歌唱にも高度な技巧が求められています。バロック音楽を得意とするソプラノ、フォーサイスはボストン・アーリーミュージック・フェスティバルの常連歌手。オペラ・プリマの創設者コンタディンのヴィオラ・ダ・ガンバとともに美しい旋律を歌い上げ聴き手を魅了します。(輸入元情報)

グラウン:
1. カンタータ『ああ神よ、フィレーノ』
2. ヴィオラ・ダ・ガンバ協奏曲 イ短調
3. カンタータ『すでに夕方に』

アマンダ・フォーサイス(ソプラノ)
オペラ・プリマ(古楽器アンサンブル)
クリスティアーノ・コンタディン(ヴィオラ・ダ・ガンバ&指揮)

録音時期:2019年1月29-31日/録音場所:Villa Bolasco, Castelfranco Veneto


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