笑うバロック(635) もしかしたらマレ録音史上初かも

未聴ながら、宣伝を見て興味シンシンマンション猫状態に。

ケラスとタロー、猫の名前みたい

ケラスとタローのマレ・アルバム。
スペインのフォリアは様々な編曲と録音が存在します。
「5つの古いフランスの舞曲」という編曲譜があるので、ビオラ奏者のレパートリのひとつではあったのですが、チェロとピアノでこうしたアプローチやアンソロジーは初めてでは。
バッハの3曲のガンバ・ソナタをチェロとピアノで演奏するのとは、わけが違います。
タローはバッハ録音ありですが、ラモーのクラヴサン作品を録音しています。青柳いづみこ流にいうなら「ピアノで弾くクラヴシニストの伝統」の系譜かしら。
ですから、タローがマレを弾くという可能性はあるのですが、個人的に「サント・コロンブ師のトンボー」や「聖ジュヌビエーブ・デュモンの鐘の音」あたりの曲が現代のピアノと弦楽器で演奏されるというのは、なんだか想像がつきません。わたしはレオンハルトとクイケン兄弟の録音盤「ベルサイユの音楽」を想定しています。あのレコードで聴いたマレ、フォルクレ、ダングルベールは楽器の機能や奏者の技術が可能でも、モダンの楽器で説得力のある演奏はかなり難しいのでは、と感じたものでした。
様々な情報を楽しみに待ちましょう。




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