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誕生日の花 (2012年11月記)

同僚のひとりは、山形から働きにきています。

今日はその人の誕生日。おめでとう。

なぜそんな個人情報を知っているかというと、その同僚のところに郷里のご両親から食用菊が届きましたので。親が送ってきた菊でお浸しを作り、われわれの夕食の小さな一皿にしてくれました。

ご馳走さま、ありがとう、おめでとう。

それにしても、なんという両親でしょう。どうか大切にしてあげてください。そして、大切に愛情を注ぎ続けてもらっている自分自身も大切にしてほしいと思います。

わたしは、大人になって両親からそんなお祝いをもらったことはありません。近くに住んでいても関係なし。

別な同僚がコブクロというグループが気に入って「さくら」という歌をよく聴いています。季違いじゃが仕方がない、と思いますが、実際聴いてみると思ったより「さくら」と感じません。

「名もない花には名前を付けましょう この世に一つしかない 冬の寒さに打ちひしがれないように 誰かの声でまた起き上れるように 土の中で眠る命のかたまり アスファルト押しのけて 会うたびいつも 会えない時の寂しさ 分け合う二人 太陽と月のようで 実のならない花も 蕾のまま散る花も あなたと誰かの これからを 春の風を浴びて見てる 桜の花びら 散るたびに 届かぬ思いが また一つ 涙と笑顔に消されてく そしてまた大人になった 追いかけるだけの 悲しみは 強く清らかな 悲しみは ----」

必ずしも春の歌ではなさそうです。

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