笑うバロック展(421) 一本足打法の女たち

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ルーシーのバッハ作曲チェンバロ協奏曲BWV1053のブリュッヘンによるリコーダー協奏曲への再構築。2020年6月の18世紀オケのプログラムらしい。これは1981年に18世紀オケとブリュッヘン自身によって演奏されています。その「再演」といえます。ルーシーのはちょっとジャンボ鶴田風ですな。

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検索を進めるとなんとブリュッヘンのコンセルトヘボウでの映像を、ホルンのアブ・コスター氏がアップしていました。スゴイ。さらにそこにはスキップ・センペのコメント書き込みが。スゴイ。

ここで起こっていることは少し複雑です。実際、リコーダーやバロックピッチのスペシャリストでさえ、多くの人々はそれを完全に理解することができませんでした。
「BWV 1053(元はホ長調のハープシコード協奏曲)のブリュッヘンによるこの再構成は、ここでa415ピッチでニ長調で演奏され、オーストラリアの楽器製作家、Fred Morganが作成したと思われる珍しいリコーダーを使用しています。1980年代初頭、ブリュッヘンはモーガンに楽器の製作を委託しました。
これはa392の4thフルート(Bb管リコーダー)であり、a415ピッチではa管3rdフルートに相当します。
(1976年からモーガンを知っていて、彼のワークショップ(1997年から8年)で演奏アシスタントとして働いていて、このタイプのリコーダーを実際に演奏する喜びがありました。これは、私が聞いた中で最も美しいリコーダーピッチの1つです。フレッドは、a415のa管3rdフルートになり、代替の短い中間ジョイント管でa415の4thフルートになりました。)
ブリュッヘンは、BWV1053は本来、本当にリコーダー協奏曲だったのではないかと推測しました。彼はまた、BWV169およびBWV49(オルガン・オブリガート付きの2つのカンタータ)の再構築に、この楽器を使用したいと考えていました。フレッドは、この楽器と、適切なリコーダーを求めるブリュッヘンの探求心について何度も私に話しました。モーガンの4thフルートが、a392でBWV 1053に使用され録音されたのはこれが初めてです。感謝します。」

モーガンへの手紙に「私のすべての音は、私がa392の4thフルートで変ロ長調で、トレブルのように演奏し、a415の弦楽器群をニ長調で演奏させて当てはめます。」と書かれていたらしい。

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ブリュッヘンは大柄なので、よい子が真似してはいけないような姿勢で演奏します。若い時から足を組んで。

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そういえば、ブリュッヘンは、バッハの無伴奏作品をリコーダー用に編曲しています。チェロ組曲は自身録音し、編曲譜も出版し。無伴奏バイオリンは編曲譜のみでした。ご丁寧にそのふたつの編曲譜を録音したボレット。彼女の一本足もなかなかお見事です。

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BWV1049ではツープラトンが見られます。(これは合成です、つまり嘘)

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