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笑うバロック(664) クリスティーナの旅

後半生ローマで暮らしたスウェーデン女王の周辺の音楽を聴きました。
すこし悲劇的に見えるカバーイラスト。ウィキの記述を読みながら、聴きました。なかなか数奇な人生の女王です。「リボンの騎士」「ベルばら」「王国の子」「王妃マルゴ」----誰かこの女王をマンガにしないかしら。
音楽は地中海寄りの艶やかなもの。
声はやや硬くひんやりと聴こえます。このひとの声は時折しなやかな鞭のようではないかしら。
ラインナップを見て、バロックの女王は趣味がよろしい----マラツォリ、ロッシ、チェスティ、ストラデラ。なんとなく聴き始めるとつい聴いてしまうタイプの音楽です。わたしにとっては、通奏低音よりソロが目立つ時代という感じ方です。

マラツォリ、ロッシ、チェスティ、ストラデラ

うわさ豊富な女王、ガルボが演じました。そっとしておいてひとりにして、という雄姿。映画は2本とも未見です。

ガルボのクリスティーナ女王

うわさが絶えないひとなので、最近もミカがブースカで映画化。

ブースカのクリスティーナ女王

ソプラノのリディーンは2005年に来日して、NHKで名前のカタカナ表記を披露しています。

このソプラノ、きっとソロデビューらしき盤からしてスカルラッティをメインにしたものでした。筋金入り。


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