笑うバロック展(14) 眠気の吹っ飛ぶ睡眠導入のための
バッハのゴルトベルクは正直鬼門。今まで最後まで聴きとおしたのは、チェンバロはピエル・アンタイとキース・ジャレット。ピアノはアンジェラ・ヒューイット、マレイ・ペライヤ、シュ・シャオメイ、ライブでフレディ・ケンプ、だけです。何でこの曲が「不朽の名作」呼ばわりなのか正直「?」。とにかくグールド以来、以前の人たちと違うことを演奏、録音、聴取するすべての人が期待してしまう----理解不可能。
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PADAM sings! BACH GOLDBERG----?
バッハの「合唱版」ゴルトベルク変奏曲!16声の混声合唱と小編成ピリオド・アンサンブル版!
J.S.バッハが作曲した不朽の名作『ゴルトベルク変奏曲 BWV.988』。これまで弦楽三重奏や弦楽合奏、オルガンやギター、ハープ、管楽器など、様々な楽器のために編曲されてきたゴルトベルク変奏曲に、なんと仰天の「室内合唱&ピリオド・アンサンブル」ヴァージョンが登場!
1955年に始まったバッハ「ゴルトベルク変奏曲」の呪い。以降「オレならこう弾く」目白押し。いまから考えれば「バッハは黄金の山」という呪いだったのかも。
チェリストがオルガン版をオルガンで弾いたりしています。きっとスゴイのだと、思います。(ジャズピアニストがチェンバロで弾いたものは大変素晴らしかったですね)
他にも検索すると----でてくるはアコーデオン版、2本のオーボエとヴァイオリンとチェロ版、ギター・デュオ版、ツィンバロン・デュオ版、ファゴット九重奏版、マリンバ5台+ヴィブラフォン版など多種多様。
アレンジ流行りの原点は、ドミトリー・シトコヴェツキーが、グールドの演奏に触発されグールドに捧げたという有名な弦楽三重奏ヴァージョンでしょう。エコノミーなせいかよく録音されます。というより、そもそもチェンバロの曲をピアノで演奏しているというのが原点かも。
歴史的楽器演奏の世界でも、やはり「黄金の山」だけあって様々。当時のどの鍵盤楽器を使ったのか、調律は----16フィート弦付チェンバロまで。その他ガンバコンソート、リコーダーコンソートまで。バッハには正体不明の「フーガの技法」があります。その楽器指定の論議も間接的に影響かしら。
そして、作曲そのものと演奏プログラムへの影響。
「バッハ:ゴルトベルク変奏曲とその先人たち」バード:ヒュー・アシュトンのグラウンド/スウェーリンク:我が青春は過ぎ去りし/ブル:ウォルシンガム変奏曲/J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 アームストロング(ピアノ)
「バッハ:ゴルトベルク変奏曲、ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲、ジェフスキー:『不屈の民』変奏曲」イゴール・レヴィット(ピアノ)
いろいろ深い意味で「黄金の山」なのです。
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