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インカ唱法の末裔の名前

「Yma Sumac」と綴って、「イマ・スマック」。わたしがラジオで初めて聴いたときは、「ユーマ・スマック」と言われていました。わたしには「ユーマス・マック」と聴き取れ、以来「Yma Sumac」に辿りつくまで、どれほどかかったことでしょう。
実際の発音も様々なら、それを聴き取った日本語のカナ表記はさらにバリエーション豊かに。

いつも「イルガチェフ」のことを思い出します。「イルガチェフェ」とか「ユルガチェフェ」とか。要は「椿三十郎」の「赤い椿」「白い椿」みたい。

ウィキ検索によると。

イマ・スマック(Yma Sumac、1922年9月13日 - 2008年11月1日)はペルー出身の女性歌手。
1950年代中心に活躍した歌手であり、A#2からB7までの5オクターブと半音という音域を誇るソプラノとエキゾチックな美貌で一世風靡。1950年にアメリカのキャピトルと歌手契約を交わし、インカ帝国王族の末裔という触れ込みでデビューをした。ユマ・スマックとも読む。 世界一広い声域を持つ歌手としてギネス世界記録に認定されていた。

今見れば、なんとも怪しげ。CD化された頃に落手しました。ずっと昔ユカタン半島観光の折、リゾートホテルでセノーテの伝説ショーを観たことを想い出しました。ショー化されたものは、最初違和感が強烈なのですが、歳を取るにしたがって、親近感の方が増してきます。
ペルーで「発見された」滅んだインカ文明の唱法を継承する歌手という、触れこみでした。

しかし検索を進めると。下記のおそらくはトリビア記事。
いまなら、ヴィルジニー・デデューの鼻と似た解説になりそうです。

近い時期に映画も公開されていました。映画内の歌唱シーンはyoutubeで視聴できるでしょう。

86歳で亡くなりましたが、インターネット時代に再発見とりあげられ、いまも記録が残っています。
いろものといえばそうですが、不詳ながらアカデミックな教育を受けたのではないかとする評判もあったかと。


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